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どんなペットでも野放しで飼うわけにはいきません。動物と人間との共同生活をするわけですから、生活空間の区別も必要になります。普通は小動物であればケージに入ってもらいますね。ハムスターの場合は、その中に巣箱を置いて、自分の家にしてもらいます。

そう考えると、ハムスターにとってケージの中というのは生活のすべてと言っても過言ではありません。生きるためのすべての行動がその狭い範囲に限定されてしまいます。

かわいいデザインだからといって小さなケージを選んでしまう前に、ケージについて少し見てみましょう。



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ハムスターの飼育用ケージの種類とメリット・デメリットは?

ハムスターケージ

ハムスターの飼育で使用されるケージの種類は主に4つです。それぞれのメリットとデメリットがあります。せっかくのペットですからケージの見た目も大切ですが、ご自宅の飼育スペースや掃除のしやすさなどを考慮して、ハムスターに最適な生活空間を準備してあげましょう。おすすめの種類の順に紹介していきます。

爬虫類用のケージ

本来、爬虫類用に作られたケージですが、いろいろな保温器具が設置しやすかったり、お世話がしやすい構造であったり、通気性も保たれるなどよく考えられて作られているのでハムスターの飼育にも応用できます。また、鑑賞用という観点からもハムスターの自然な姿が見られるのでおすすめです。値段が高いのが難点ですが、用意できるのであればこれがベストと思います

メリット

デザイン性がよい、通気性がよく空気(温度・湿気)がこもらない、前面からお世話するのでハムスターにもストレスが少ない、歯を痛めない、ハムスターと飼い主のお互いの生活音が干渉しにくい

デメリット

専門店でなければ手に入らない(ネットなら大丈夫)、値段が高い

水槽タイプのケージ

熱帯魚や金魚などを飼うどこにでも売っている水槽です。近所のホームセンターなどでも売っているので入手しやすいのが最大の利点でしょうか。騒音が少ないというのもよいところですが、気温や湿度が高いと空気がこもってしまうので専用のファンなどで通気をよくしてあげる工夫が必要です。

メリット

入手しやすい、脱走しにくい、歯を痛めない、広いスペースを確保できる、ハムスターと飼い主のお互いの生活音が干渉しにくい

デメリット

重くて掃除がしにくい、通気性が悪く空気(温度・湿度)がこもりやすい(専用のファンで通気をよくすればよい)、上面からお世話するのでハムスターにはストレスになる

市販のハムスター専用の金網ケージやプラスチック製のケージ以外にも水槽を利用する方もいます。特に金網ケージでは金網部分に足を挟めたり、よじ登って落下して怪我をしてしまうなど、いろいろなデメリットがあるために水槽で飼育する方も多いようです。では水槽で飼育することのメリットやデメリット、さらに注意しなくてはいけないことはどんなことなのか、少し見てみましょう。ハムスターを水槽で飼うことのメリット・デメリットハムスターを飼育するケージはまずは安全性が重要でしょう。金網ケージでは“うんてい”をしたり金網を...

プラスチックタイプのケージ

飼育用のケージは、大抵の場合、プラスチックで丸洗いの出来る製品が主流です。開閉なども簡単にでき、子供でもスムーズに扱う事が出来る造りになっています。ホームセンターやペットショップでは、すでに必要なアイテムがすべてセットになった「スターターセット」という形でも販売されているので、ぜひ足を運んでみましょう。

ただし、ゴールデンハムスターの場合は狭くなってしまうのでおすすめしません。ゴールデンハムスターの場合は水槽タイプ、または衣装ケースなど広いスペースを確保できるものを準備してあげましょう。

メリット

安い、軽い、掃除がしやすい、脱走しにくい、歯を痛めない

デメリット

空気(温度・湿度)がこもりやすい、小さく生活スペースが狭いものが多い、ハムスターと飼い主のお互いの生活音が比較的干渉しやすい

金網タイプのケージ

量販店などでよく見かけるタイプです。安くて軽くて掃除がしやすいので購入しやすいですが、金網をハムスターが噛んでしまうという声をよく聞きます。最悪の場合は歯を痛めてしまうので金網タイプのケージはおすすめはしません。購入する場合は金網を噛んだりつかまったりできないようにする対策が必要です。(下の関連記事「金網ケージをかじるハムスターの原因と対策」を参照してください)

メリット

安い、軽い、掃除がしやすい、通気性がよく空気(温度・湿気)がこもらない、全面からお世話するのでハムスターにもストレスが少ない

デメリット

金網をかじって歯を痛めることがある、冬場は寒くなりやすい、周囲が散らかる、脱走や落下事故が起きやすい、ハムスターと飼い主のお互いの生活音が干渉しやすい

 

市販のケージには金網のタイプが多数販売されています。しかし、金網タイプのケージで飼育されている飼い主さんたちからは金網をかじるという声が多く聞かれます。また挟まり、落下による事故も多く発生しているようです。金網をかじる行動を放っておくと不正咬合(ふせいこうごう)という歯の噛み合わせが悪くなることによって食べることができなくなったり、天井部分の金網にぶらさがり落下することによって重大な事故にもつながります。以上のことから、金網タイプのケージはおすすめできません。今回は少し金網タイプのケージにつ...



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ハムスターのケージで人気なのは?

ハムスターのケージといえば、上のプラスチックタイプと金網タイプで紹介した画像にもありますが、「三晃照会」という会社の販売しているシリーズが定番です。ホームセンターやネット通販でもよく見かけることでしょう。この会社は小動物製品の開発に定評があり、製品も丈夫で品質がよいと人気です。カラフルなデザインも人気の秘訣でしょう。ケージに後付けできる関連アイテムも多数販売されているので、後からのカスタマイズも色々と楽しめる製品です。

ケージの値段ってどのくらい?

爬虫類用のケージはメリット面が多いけれども、1万円ほどかかってしまいます。ただし、量販店ではなかなか見かけず、専門店でなければなかなか入手しにくいのが難点。ネット販売ならば問題ありません。

水槽タイプは安いモノで3000円ほどで、ホームセンターなどでも入手しやすいです。

1,2匹用のごく一般的なサイズの製品であれば、プラスチックタイプは4000円前後、金網タイプは3000円前後で購入可能です。ホームセンターなどに常に陳列されているので、ハムスターと同時に購入することが多いでしょう。 この場合、ケージ内に水のみ用の器、運動用の回し車、トイレなどがセットになっていることが多く、後は餌だけ買い足せばOKというものです。

逆に2000円前後の安価なケージの場合、後から器やトイレ、回し車を追加で購入することになってしまうので、必要なアイテムがすべて揃っているかを確認の上、購入をしましょう。

また、海外製品では日本にはないビッグサイズの製品やパイプなどがたくさんついていて、まるでお城のような作りになっているものもあります。ただし、取り寄せまでに時間がかかってしまうことが難点です。時間がかかってもアスレチックのような製品を取り寄せてあげたいという方におすすめです。

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