出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Netherlands_dwarf_rabbit.jpg?uselang=ja
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ここ最近、「飼いやすい」、「犬猫に比べると日々のお世話が楽」といった理由からウサギを飼う人が増えてきています。確かに、犬にように散歩に連れて行く必要もありませんし、犬猫のように鳴いたりしませんので、飼いやすい部分はあるかもしれません。しかし、ウサギは犬や猫とは体の作りや習性が違うため、飼いにくい部分もあります。

今回は、そんなウサギについて、そして人気の種類、なりやすい病気についてご紹介していきたいと思います。



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ウサギは何科?

ペットとして飼育されているウサギは、ウサギ科、アナウサギ属に含まれるアナウサギを原種として品種改良されたものです。このアナウサギ属はアナウサギのみで構成されており、このような場合を「一属一種」と呼びます。

アナウサギを改良して家畜化したものを“カイウサギ”と呼び、中でもペットとして飼育されるウサギを“イエウサギ”と呼ぶことがあります。

 

ウサギにはどんな品種(種類)がある?

ペットとして飼育されているウサギの品種(種類)は多くあります。日本ではなかなかお目にかかれないような種類もあります。ウサギ専門店でも取り扱わないような種類を、海外のウサギブリーダーさんから個人で輸入されるマニアな方もいらっしゃるようです!今回は、一般的なペットショップやウサギ専門店などで購入出来る人気のある種類についてご紹介していきたいと思います。

 

ネザーランドドワーフ

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出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/

 

「ペットのウサギと言えばネザーランドドワーフ」と言っても良いくらい知名度の高い種類の1つでしょう!小型で可愛らしい容姿から非常に人気が高く、人気No.1の種類です。「ピーターラビット」のモデルになった種類と言われることがありますが、これは事実ではないようです。ご注意ください!

ネザーランドドワーフは小型で、体重は1㎏前後である個体が多いです。顔はやや丸く、耳が小さいため、非常に可愛らしいです。しかしながら、小型であるため飼いやすい、というわけではなくなかなかエネルギッシュな種類ですので、ストレスを溜めないような生活を心掛けてあげましょう。

ネザーランドドワーフは、カラーバリエーションが豊富ですので、その点も人気の秘訣かもしれません。

 

ホーランドロップ

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ネザーランドドワーフと並んで知名度の高い種類です。ロップイヤーと呼ばれる垂れ耳品種のグループに含まれる種類の1つです。フレンチロップと呼ばれる中型の垂れ耳品種とネザーランドドワーフを掛け合わせて作出されました。ネザーランドドワーフの血も入っているため、1㎏台が理想とされており基本的には小型とされていますが、中には3㎏近い子もいます。

前述しました通り、最大の特徴は垂れ耳です。垂れ耳に丸みを帯びた顔ですので、とても可愛らしいです。これが人気の秘訣でしょう!さらに、性格が穏やかですので、ネザーランドドワーフよりも飼いやすいと言われることがあります。

 

アメリカンファジーロップ

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ホーランドロップに次ぐ垂れ耳ウサギの人気の種類にアメリカンファジーロップが挙げられます。アメリカンファジーロップは、ホーランドロップとフレンチアンゴラを掛け合わせて作出されました。ちなみに「アンゴラ」とは毛がもじゃもじゃになる長毛品種のことです。

垂れ耳の品種と長毛の品種を掛け合わせて作出されていますので、アメリカンファジーロップは垂れ耳で長毛の品種になります。お手入れが少し大変になりますが、それを差し引いても余りある魅力ある容姿ですね。

ホーランドロップもフレンチアンゴラも穏やかで従順な性格ですので、アメリカンファジーロップも飼いやすい性格と言って良いでしょう。

 

ミニレッキス

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ミニレッキスは、ネザーランドドワーフやホーランドロップに比べますと飼育している方が少なく、ペットショップでのお取り扱いも少ないですが、ウサギ専門店などでは出会えるかと思います。

ミニレッキスは、レッキスとネザーランドドワーフを掛け合わせて作出されました。レッキスの被毛は密でベルベットのような手触りです。ウサギの種類の中で最も美しい被毛と言われています。さらに、レッキスは最も賢い種類と言われています。そんなレッキスの血を受け継いでいるミニレッキスは、“美しく賢い種類”と言って良いでしょう。

体重は2㎏に満たないことが多く、性格も穏やかなので、飼いやすい種類と言って良いかと思います。また、筋肉質で骨格もしっかりしている種類なので、骨折などの怪我をしにくいと言われています。



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ライオンラビット

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“ライオンヘッド”と呼ばれることもあります。小型のライオンラビットをドワーフライオン、垂れ耳のライオンラビットをライオンロップと呼びます。ライオンラビットは、他の種類に比べると歴史が浅いため、体格や被毛の特徴が安定しにくく個体差が大きい種類です。ミニチュアスイスフォックス(スイス原産の長毛品種)とネザーランドドワーフを掛け合わせて作出されたと言われています。

最大の特徴は、顔の周りに名前の通りのライオンのようなたてがみが見られることです。短めの耳も、よりライオンっぽさを演出しているかもしれません!この特徴的な容姿に惹かれて興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ライオンラビットの体重は2~3kg程度になり、ドワーフライオンは1㎏台になります。個体差もありますが、活発で人懐っこい性格な子が多いです。中には神経質な子もいますので、その子に合ったお付き合いの仕方を見つけていただけると良いかと思います。

 

ダッチ

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Dutch_rabbit
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ダッチはオランダ、イギリスで作出された古くから存在する種類ですが、日本ではどちらかと言うとマニアックな種類になるかもしれません。ウサギ専門店でも取り扱っていない場合もあります。

白黒のパンダ柄で、パンダウサギと呼ばれることもあります。ちなみに、「パンダ柄=ダッチ」というわけではなく、パンダ柄の雑種の子もいますのでご注意ください。

ダッチの体重は2㎏前後で、人懐っこく穏やかな性格なので、飼いやすい種類と言って良いでしょう。ネザーランドドワーフの元になった種類と言われています。

 

ミニウサギ

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ミニウサギは、品種というわけではありませんが、ペットショップでもよく見られる名前ですのでご紹介させていただきます。ミニウサギとは、簡単に申し上げますと雑種のウサギの総称です。ペットショップにいる時に小さい(ミニ)のでミニウサギとされていますが、中には中型種や大型種と言って良いほど大きくなる子もいます。

そんな未知数なミニウサギではありますが、大きなメリットも持っています。犬や猫にも言えることですが、ミニウサギは雑種ということもありとても丈夫です。価格も純血種に比べるとリーズナブルなので、大きくなっても良いという方にはお勧めです!

 

ウサギがなりやすい病気は?

前述しましたが、ウサギは犬や猫とは食べる物も体の作りも違います。それ故ウサギ特有の病気もあります。ここでは、ウサギがなりやすい病気と、その病気になりやすい種類を挙げながらご紹介していきたいと思います。

 

外耳炎

これは犬猫にも見られ、ウサギ特有の病気ということではありませんが、ご紹介させていただきます。ウサギは日常的に耳のセルフグルーミング(グルーミング=毛づくろい)を行なっていますが、耳の通気が悪いロップイヤー系の種類の場合、耳垢が蓄積しやすくなってしまいます。耳垢が蓄積した結果、外耳炎を引き起こし、耳への痒みから耳の周囲や目の周囲を掻きむしり皮膚炎も引き起こしてしまいます。

「耳垢が溜まっている!外耳炎だ!耳掃除しなきゃ!」慌てて耳掃除しないでください。ウサギの耳の内部は非常に傷つきやすく簡単に出血してしまいます。ウサギの診察が出来る動物病院で耳掃除をしてもらうことをお勧めします。ウサギの診察が出来る動物病院が近くに無い場合は、1~2週間に1回程度、優しく耳垢を拭き取る程度にしておきましょう。

 

臼歯不正咬合(きゅうしふせいこうごう)

臼歯不正咬合は簡単に言いますと、臼歯(奥歯)の嚙み合わせが悪くなってしまうことを言います。飼育下のウサギの大半は臼歯不正咬合であると言われていますが、全く症状が見られずに天寿を全うする子も多くいます。

ウサギの歯は一生伸び続けます。牧草を食べることで歯が磨耗しますが、食餌内容によっては正しい歯の磨耗が行われず、臼歯の辺縁が棘状になり、口の中を傷つけてしまいます。その結果、口の中の痛みや違和感から口をもごもごする、よだれが多い、食餌がとれない、臼歯の歯根に膿が溜まり顔が腫れる、などの症状が見られます。

臼歯不正咬合は、小型種や顔が丸い種類によく見られます。顔が丸いウサギは歯が密集している、アンダーショット(下顎が出ている)であることが多い、といった理由から臼歯不正咬合になるリスクが高いと言われています。ネザーランドドワーフやホーランドロップなどの人気種にもよく見られますのでご注意ください。

上記のような症状が見られるほどの状態ですと、動物病院で臼歯を削るなどの処置をしてもらうしかありません。ですが、臼歯不正咬合を予防することは出来ます。ペレット、果物、根菜類、おやつなどは与え過ぎないようにして、チモシーなどの牧草を中心に、高繊維の良質なペレット、チンゲン菜や水菜などの高繊維の野菜を与えるようにしましょう。高繊維の食餌をとることで、噛む回数が増え、臼歯が磨耗されます。牧草を食べてくれない子もいるかと思いますが、色々な産地の牧草を与えてみたり、生の牧草を与えるなど試していただくと良いかと思います。

 

毛球症

ウサギが自分の被毛を飲み込み過ぎて、食滞、食欲不振、便秘などを引き起こします。便に大量に毛が含まれている、便が小さくなってきた、などのサインが見られる場合は注意しましょう。

第一の原因としましては、セルフグルーミングをした時に毛を飲み込んでしまうことにありますので、アメリカンファジーロップやライオンラビットなどの長毛種によく見られます。繊維質不足の食餌、運動不足、ストレスなども毛球症を引き起こす原因になりますので、長毛種でなくても注意が必要です。食餌内容の改善、運動不足の解消などで予防出来ますが、食欲不振が見られる場合は動物病院で診てもらいましょう。

 

 

以上、ウサギの主な品種(種類)、病気についてご紹介させていただきました。ここでは紹介しきれていない種類、病気もまだまだあります。ウサギの世界はとても奥深いものです!

 

ウサギは、初めて相対した存在に「自分の方が強い」と考えていると言われています(犬猫は違います)。また、草食動物故に自然界では狙われる立場にありますので、弱っていても隠そうとします。つまり、飼い主さんが気付く体調不良、食欲不振などは、既にウサギの状態がかなり悪いことを示します。

このように、ウサギにはウサギ独特の習性がありますので、その事をよくご理解いただき、ウサギとお付き合いしていただきたいと思います。素晴らしいラビットライフをお送りください!

 

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