現在ウサギは、愛玩動物としても確固たる地位を築いています。犬猫に比べると飼いやすいというイメージもあるかと思いますが、犬猫とは食性や体の作りなども違いますので、そういった点には気を付けないといけません。

ウサギの病気は犬猫にも見られるものと、ウサギ特有のものがあります。ウサギの病気は、間違った飼育方法によって引き起こされるものが少なくありません。今回はそんなウサギの病気について特に知っていただきたいものをご紹介していきたいと思います。

フェレット動物病院02



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≪ 目 次 ≫

 

切歯不正咬合

切歯とは前歯のことです。ウサギの切歯は上顎に4本、下顎に2本あります。ウサギの歯は一生伸び続けます。切歯が伸びて咬み合わせが悪くなってしまうことを切歯不正咬合と呼びます。

【症状】

初期の段階ではあまり症状は見られず、見た目が気になるだけであることが多いです。その後徐々に、食べ物を噛み切れないといった症状が見られます。さらに放置しておくと、伸び過ぎた切歯が口の中に刺さり傷ができてしまうことがあります。

【原因】

生まれつき咬み合わせが悪いなど、先天的な素因が関係していると言われています。それ以外の原因としましては、不適切な食餌内容が挙げられます。牧草などの高繊維の食べ物を与えていると自然に切歯が磨耗されて良い咬み合わせが維持出来ますが、ペレットや果物中心の食餌ですと充分に切歯が磨耗されず咬み合わせが悪くなってしまうことがあります。また、老化、感染、外傷などで切歯の向きが変わってしまうことで咬み合わせが悪くなり、切歯が伸び続けてしまうこともあります。

【対処法】

切歯不正咬合は外見上すぐにわかりますので、飼い主さんも気付きやすいかと思います。「ちょっと咬み合わせがおかしいかな?」と思ったらすぐに動物病院で診てもらいましょう。動物病院では定期的に、伸び過ぎた切歯のカットをすることになるかと思います。大掛かりな処置ではありませんので、ウサギさんへの負担もそこまで大きくないと考えて良いでしょう。

【予防策】

前述したように食餌内容に気を付けましょう。チモシーなどの牧草、高繊維の良質なペレット、チンゲン菜や水菜などの高繊維の葉野菜を中心とした食生活にすることで切歯の磨耗が期待出来ます。

 

 

臼歯不正咬合

臼歯とは奥歯のことを言います。ウサギの臼歯は上顎に12本、下顎に10本あります。ウサギは切歯で食べ物を噛み切り、臼歯で食べ物をすり潰します。臼歯不正咬合は、切歯不正咬合の臼歯バージョンということになります。

【症状】

臼歯が充分に磨耗されずにいると臼歯の辺縁が棘状になり、上顎の臼歯が頬を、下顎の臼歯が舌を刺激し、最終的には刺さってしまいます。徐々に食餌量が減っていき、最終的には食餌を採ることが出来なくなることもあります。口の中で起こっていることですので見た目だけではわかりません。口をもごもごする、よだれが多い、食餌がとれない、顔が腫れている(歯根に膿が溜まるため)、涙が多い(頬が腫れることで鼻涙管が狭くなり目から涙が溢れる)、などが代表的なサインです。

【原因】

臼歯不正咬合は切歯不正咬合と同じように、不適切な食餌内容によって臼歯が充分に磨耗されず伸び過ぎてしまうことで起こります。また、ネザーランドドワーフやホーランドロップなどのような小型種や顔の丸い品種は、歯が密集していることで充分に磨耗されない臼歯がでてきてしまう、アンダーショット(下顎が出ている)のためもともと咬み合わせが良くない、などの特徴が臼歯不正咬合のリスクを上げるとされています。

【対処法】

飼い主さんは、臼歯不正咬合のサインに気付いたら動物病院に連れて行ってあげましょう。動物病院では臼歯を削るなどの処置をしてもらうことになるかと思いますが、ウサギさんの性格や臼歯不正咬合の症状によっては麻酔をかけなければいけないこともあります。また、臼歯不正咬合になってしまうウサギさんは繰り返してしまうことが非常に多いので、一度動物病院で処置してもらったからと言ってそれで終わりにせず、定期的に受診するようにしましょう。

【予防策】

臼歯不正咬合の予防策は、切歯不正咬合と全く同じです。高繊維の食べ物を与えることで臼歯が磨耗されることを期待しましょう。

 

毛球症

毛球症とは、その名の通り毛玉が関係してくる病気です。

【症状】

ウサギは換毛期には特にセルフグルーミング(自分で毛並みを整えること)をしますが、その時に自分の被毛を飲み込み過ぎて胃腸で毛玉になり、食欲低下、便秘などを引き起こします。猫も同じような症状が見られることがありますが、猫の場合は毛玉を吐くことで大事には至らないことが多いのですが、ウサギは基本的には吐くことが出来ない動物なので毛玉は胃から腸へと流れていき、大きな問題が起こってしまうことがあります。

【原因】

毛球症は自分の被毛を飲み込むことで起こりますが、アメリカンファジーロップやライオンラビットなどの長毛種は毛球症になるリスクが高いです。また、繊維質の少ないウサギ用ビスケットやドライフルーツを多く与えることも毛球症のリスクを上げてしまいます。

【対処法】

便が小さくなる、毛でつながった便が見られる、食欲が落ちている、などのサインが見られたらすぐに動物病院で診てもらいましょう。特にウサギは犬猫と違い、少し体調が悪い程度では食欲は落ちません。ウサギの食欲が落ちているということはかなり体調が悪いと考えておいた方が良いでしょう。動物病院では、胃腸の動きを活発にするようなお薬が処方されることもありますが、場合によっては手術が必要になることもあります。

【予防策】

毛球症は、不正咬合と同様に高繊維の食餌にすることと、定期的なブラッシングをすることである程度予防することが出来ます。それでも毛球症になってしまうことはありますので、特に換毛期は注意しましょう。

 

飛節びらん

飛節とは、人間で言うかかとの部分のことを言い、びらんとは、粘膜がただれている状態のことを言います。ウサギには足の裏に犬猫のような肉球が無いため、足の裏を傷つけてしまうことがあります。このような状態のことを飛節びらんと呼び、足底潰瘍ソアホックなどの別名もあります。

【症状】

飛節びらんの初期は、足裏の毛が少なくなってくる程度ですが、進行してしまいますと、傷になり出血が見られ、細菌感染することで傷が悪化して痛々しい状態になってしまいます。

【原因】

ケージ内の床材、肥満、スタンピングなどが原因として挙げられます。ケージの床が金網の場合、特に飛節びらんになりやすいと言えます。

肥満のウサギさんは、自分の重さに足の裏の皮膚が耐えられず傷になってしまいます。

“スタンピング”とは、ウサギがストレスを感じたときなどに後ろ足を地面に叩きつける行動のことですが、スタンピングすることで自分の足を傷つけてしまいます。

【対処法】

足裏の毛が薄くなっている程度であれば慌てて動物病院に連れて行く必要はありませんが、出血が見られるようであれば診てもらった方が良いでしょう。ウサギは細菌感染に弱い動物と言われているため、あっという間に傷が悪化してしまうこともあります。傷や出血が見られたらすぐに動物病院に連れて行くつもりでいただくと良いかと思います。

【予防策】

飛節びらんの予防としましては、原因となる床材、肥満、スタンピングなどの対策を行なうと良いでしょう。

床材は基本的にはプラスティックや木のすのこで良いかと思いますが、それでも足裏の毛が薄くなるようでしたら、ケージ内にわらやチップを敷いてあげましょう。

肥満のウサギはダイエットしましょう。ウサギのダイエットは食べる量を減らすのではなく、食べる内容を変えることが中心になります。果物やおやつの量を減らして牧草中心の食餌にしていきましょう。無理なダイエットは命に係わりますので、場合によっては動物病院にご相談してみても良いかもしれません。

スタンピングはストレスを感じた時に見られる行動ですが、ケージ内が汚れている、食べ物が欲しい、嫌いな音が聞こえた、など何かしらの原因があります。飼い主さんはスタンピングの原因を探って、ウサギさんが穏やかに暮らせる環境を提供してあげてください。



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スナッフル

スナッフルとは、簡単に申し上げますと、ウサギの感染性の鼻炎のことです。治療をしてあげれば症状は落ち着くのですが、再発することが多く完治が難しい病気です。

【症状】

主な症状は、くしゃみや鼻水などです。鼻水のため息苦しくなってしまうこともあります。症状が見られても放置していると、肺炎になってしまうこともありますので、早期発見早期治療が大切です。

【原因】

主にパスツレラと呼ばれる細菌が原因と言われていますが、多くのウサギは症状が見られなくてもパスツレラに感染していると言われています。「感染しているが症状は無い」という状態をキャリアと呼びますが、キャリアのウサギは抵抗力が低下した時に症状が出てしまうことがあります。例えば、季節の変わり目などで急に寒くなった、環境の変化があってストレスを感じている、他の病気にかかっている、などといった時は要注意です。また、感染しやすいのでウサギを多頭飼育している飼い主さんは、症状が見られたウサギさんを隔離するなど特に注意しましょう。

【対処法】

くしゃみや鼻水が頻繁に見られたら動物病院に連れて行きましょう。ただし、くしゃみや鼻水が見られたからと言って、スナッフルとは限りません。ほこりやアレルギーのためにくしゃみや鼻水が見られることもあります。動物病院では抗生物質を使った治療をすることになるかと思いますが、長引いてしまうこともあります。

【予防策】

ケージや部屋を清潔にすること、温度管理に気を付けること、といったところが重要になります。多頭飼育の場合、感染している可能性のあるウサギさんを触った後はしっかり手洗いしてから他のウサギさんのお世話をするようにしましょう。

 

 

エンセファリトゾーン症

ウサギを飼っている方でも耳にしたことがないかもしれませんが、とても怖い、重要な病気ですのでご紹介させていただきます。

【原因】

エンセファリトゾーンと呼ばれる原虫(寄生虫の一種)が原因となる病気です。エンセファリトゾーンに感染しているウサギの尿によって他のウサギに感染していくと言われています。

【症状】

この病気の最も代表的な症状は神経症状で、斜頸(首が傾いてしまうこと)、眼振(意思に反して眼球が動いてしまうこと)、開張肢(足が麻痺して開いてしまうこと)などが見られることが多いです。このような神経症状以外には、てんかんの様な発作、目の病気、腎臓の病気を引き起こすこともあります。

エンセファリトゾーン症の怖いところは、神経症状によって二次的に多くの被害が出てしまうことにあります。神経症状が見られるウサギさんは、多くの場合食餌を採ることが難しくなってしまいます。ウサギが食餌を採れないと、腎臓や肝臓の機能障害を引き起こしてしまうため、強制的に流動食などを口に入れてあげる必要が出てきます。セルフグルーミングが出来ないと外耳炎になってしまうこともありますし、寝転がってしまうウサギさんは尿や盲腸便が付着してしまい、最終的に皮膚炎を引き起こすこともあります。目を敷物やケージにこすることで傷付けてしまうこともあります。

【対処法】

エンセファリトゾーン症の治療は、お薬でエンセファリトゾーンを退治することと神経症状を抑えてあげることになります。すぐに良くなる場合もあれば、治るまで数週間から数ヶ月ほどかかってしまうこともあるようです。エンセファリトゾーン症も早期発見早期治療が重要になってきます。また、対応が早いほど後遺症が少ないという説もありますので、この病気に気付いたらすぐにウサギを診てくれる動物病院に連れて行ってあげましょう。

二次的な被害に関しては、飼い主さんがケアしてあげる必要があります。ウサギさんが転倒した時に怪我をしないように、ケージの格子部分にダンボールなどを貼り付けて格子の隙間を無くしてあげましょう。衣装ケースなどを代用しても良いかもしれません。敷物は厚手で長時間使用出来るペットシーツや吸水性の良いタオルがお勧めです。排泄物による汚れはこまめに取り除くしかないのですが、可能であれば洗っていただき、被毛はバリカンなどで刈っていただくと清潔に保ちやすいかと思います。ただし、被毛が短いと床ずれができやすいというデメリットもありますのでご注意ください。

【予防策】

飼い主さんのお家に来る頃には、既にエンセファリトゾーンに感染している可能性があるため、エンセファリトゾーン症を予防するのは難しいと言えます。

 

皮膚炎

ウサギの皮膚の特徴と代表的な病気についてご紹介させていただきます。

ウサギの皮膚は犬猫に比べると非常に弱いという特徴を持っています。擦れて傷になりやすい、裂けやすい、と言えます。また、細菌感染に非常に弱いという特徴も持っているため、悪化しやすく治りにくいと言われています。

【症状】

ウサギの皮膚は湿気にも弱く、すぐに皮膚が赤くなるなど荒れてしまい、細菌感染を引き起こします。湿気によって起こる皮膚炎を湿性皮膚炎と呼び、放って置くと悪化して皮膚の下に膿が溜まってしまう皮下膿瘍という状態になってしまいます。犬猫にも皮下膿瘍は見られますが、ウサギは特に治りにくいと言われています。

【原因】

例えば、結膜炎(ウサギにも見られます)や臼歯不正咬合によって涙が増えてしまいますと、顔に皮膚炎を生じてしまいます。また、臼歯不正咬合によってよだれが増えてしまいますと、胸に皮膚炎を生じてしまいます。

前述したようにウサギの皮膚は裂けやすいため、ウサギを多頭飼育している場合は喧嘩による怪我に注意しなければなりません。怪我から細菌感染を引き起こし、皮下膿瘍に至ってしまうこともありあす。狭いケージでの多頭飼育、オス同士の多頭飼育は特に喧嘩するリスクが高いと言えます。ウサギの喧嘩による傷は、出血は少ないことが多いのですが、大きく裂けてしまうことがあります。

【対処法】

皮膚炎が見られた場合は抗生物質によって細菌感染を抑えるのが基本的な治療になりますが、皮下膿瘍の場合は抗生物質だけでは治らないこともあり、そのような場合は皮膚を切開して膿を出してあげないといけません。

飼育環境によってはウジが湧いてしまうことがありますので、皮膚炎を見付けたらなるべく早く動物病院に連れて行きましょう。

【予防策】

ケージ内に湿気を溜めないようにしましょう。飲み水のボトルから水が漏れていないか、おしっこで床材が湿っていないか、などをチェックして湿性皮膚炎を防ぎましょう。結膜炎や不正咬合が見られるウサギさんは、その病気を治療することが皮膚炎の予防につながります。

また、多頭飼育する際は、ウサギさん同士の相性、性別、ケージの大きさなどを考慮していただき、喧嘩を防ぐようにしましょう。

 

骨折

骨折は病気ではありませんが、ウサギの飼い主さんには是非気を付けていただきたいことですのでご紹介させていただきます。

【症状】

ウサギさんは骨折すると、足を引きずっている、足を地面につけない、といった症状が見られます。

【原因】

ウサギの骨は犬猫に比べると脆く、骨折しやすいと言われています。抱っこしている高さから落としてしまった時やケージ内でパニックになって格子に足を挟んでしまった時などに簡単に骨が折れてしまいます。エンセファリトゾーン症やてんかんなどの神経症状が見られる時も二次的に骨折してしまうことがあります。

【対処法】

ウサギさんが骨折した疑いがある時は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。ギブスのような外部固定で治療する場合や手術が必要な場合がありますが、ウサギの骨折の治癒は犬猫の2倍以上かかると言われているほど治りにくいと言われています。動物病院でもご指導があるかとは思いますが、お家では絶対安静が必要になってきます。

【予防策】

ウサギさんを抱っこする時は飼い主さんは座るなどして、事故が起こらないように心がけましょう。また。パニックを起こしやすいウサギさんは、ケージの格子にプラ板を取り付けるなど、足を挟まないようにしてあげると良いでしょう。

 

慢性腎不全

慢性腎不全とは、徐々に腎臓の機能が低下していく病気のことを言います。犬や猫にも見られますが、ウサギにも同じように慢性腎不全が見られます。

【症状】

慢性腎不全は、飼い主さんが気付かないうちに発症し、進行してしまうことが多い病気です。食欲不振、脱水、多尿などが主な症状になります。ウサギは我慢強く、自分が弱っているところを見せない動物ですので、慢性腎不全になっていても発見が遅れてしまいがちです。

【原因】

腎臓に結石がある、腎臓に感染が起こった、などの原因によって腎臓に炎症が起こり、慢性腎不全へと移行してしまうことが多いようです。また、老齢の猫に慢性腎不全がよく見られますが、ウサギにも老齢性の慢性腎不全が多く見られるようです。

【対処法】

慢性腎不全になってしまった場合、点滴やお薬で症状を落ち着かせてあげることが治療となります。慢性腎不全は完治することは出来ず、症状を和らげることが治療の目的になります。慢性腎不全という病気と上手にお付き合いすることで天寿を全うすることが出来る場合もあります。

【予防策】

慢性腎不全を予防するのは少し難しいと言えますので、早期発見早期治療が重要です。症状は全く見られなくても血液検査では腎臓の数値が上がり始めているという場合もあります。症状が見られたら動物病院に行くのはもちろんですが、元気であっても定期的な健康診断を受けることをお勧め致します。

 

子宮内膜炎

子宮内膜炎とは、子宮の中で炎症が起こってしまうことですが、ウサギには子宮の病気が多いと言われています。症状は出ていなくても、実は子宮に問題が起こっていたということもあります。もちろん女の子特有の病気です。

【症状】

症状が特に見られないこともあります。進行していくと食欲は落ちる、陰部から出血が見られる、血尿が見られる、などの症状が見られることがあります。子宮内膜炎が進行すると子宮内に膿が溜まる子宮蓄膿症という病気になってしまいます。

【原因】

ウサギは3歳以上になると子宮の病気が増えてきます。卵巣から分泌されている女性ホルモンの乱れが生じ、子宮の状態を悪化させます。これには遺伝的な素因があるという説もありますが、はっきりとはわかっていないようです。

【対処法】

飼い主さんは、陰部からの出血や血尿で症状に気付かれることが多いと思いますので、これらのような症状が見られたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。子宮内膜炎などの子宮の病気だとわかった場合は、手術で子宮と卵巣を摘出することになる場合が多いです。

【予防策】

子宮の病気を予防するためには、犬猫と同じように避妊手術を受けると良いでしょう。避妊手術を受けることで発情や偽妊娠のストレスを避けることが出来ますが、デメリットもあります。開腹手術後に胃腸の動きが悪くなり食欲が落ちてしまったり、太りやすくなるなど、メリットばかりではないので、避妊手術を受けるかどうかはかかりつけの獣医師とよくご相談されることをお勧め致します。

 

結膜炎

結膜炎とは、目の結膜に起こる炎症のことで、ウサギの場合は感染性のものがほとんどです。前述の湿性皮膚炎の原因になることもあります。

【症状】

結膜が充血して赤くなる、痒みによって前足で目を掻こうとする、涙が増える、などが代表的な症状です。搔きむしることで目を傷つけてしまい角膜炎を引き起こすことや、涙によって目の周りが湿性皮膚炎になってしまうことがあります。

【原因】

ウサギの結膜炎は、パスツレラと呼ばれるスナッフルの原因にもなる細菌が感染することで起こることが多いと言われています。多くのウサギさんはパスツレラのキャリアであるため、ウサギさんの抵抗力が落ちてしまった時に発症することがあります。また、治療中に別の細菌である緑膿菌が発生してしまうこともあるようです。

【対処法】

前述しましたように、結膜炎を放置していると別の病気を引き起こす可能性がありますので、早めに動物病院で診てもらいましょう。抗生物質の目薬で治療することになりますが、湿性皮膚炎に至ってしまっている場合は、抗生物質の飲み薬が必要になることもあります。

【予防策】

感染を予防することは難しいので、発症しないように気を付けます。スナッフルと同じように、ケージ内を清潔にして、温度管理を徹底することで抵抗力が落ちないようにしましょう。

 

 

以上、ウサギの特に大事な病気についてご紹介させていただきました。ウサギの病気には、人間はもちろん犬猫にも見られるものが多数存在します。それぞれの項目でもご説明しておりますが、ウサギの病気は生活習慣、間違った飼育方法などで引き起こされることが多いと言えます。とても可愛らしいいけど、飼育に癖のあるウサギさんの習性や体の特徴、そして病気についてご理解いただく助けになれば幸いです。

 

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