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ハムスターは犬や猫に比べて安い値段で手に入るため、初めてのペットにと選ぶ方が多いのではないでしょうか。しかし、ストレスに弱かったり病気も多かったりとこまめな気遣いを必要とする点も多いです。せっかく新しい家族としてお迎えするのですから、基礎知識や準備を万全にして、ステキなハムスターライフを満喫しましょう!

ここではハムスターを飼うための基本的な飼い方の知識、種類、病気、お掃除方法などについて書いています。これからハムスターをお迎えしたいという方はまずは情報を集めてお迎えする準備から始めましょう!



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ハムスターを飼う心構え

ハムスター026

まずはハムスターを実際に購入する前に、ケージなどの飼育用品一式を揃えておく…… ということのさらにもうひとつ前、ハムスターをお家に迎えるにあたって大事なことをお伝えさせていただきます。

ハムスターってすごく寝ます

まずはハムスターのお家……の前に、あなた自身のお家をチェックしてみましょう。そのお家、はたしてハムスターが心静かに暮らせますか?

ハムスターは日中ほとんどと言っていいほど眠っています。なのでハムスターがゆっくり眠って心と体を休めることができる環境にあることが望ましいです。

ハムスターって夜行性です

ハムスターは夜行性です。日中ほとんど眠っていると前述しましたが、その分夜は元気です。ケージの隅で穴を掘っていたり、ひたすらに回し車で走っていたりします。これらの音も家の中では結構響きます。飼い主さんが眠っている間に音がしてきて、気になってしまうこともあるでしょう。飼い主さんはそんなハムスターの元気な音を許してあげられますか?必要であれば夜中に音がしてもよい飼育場所を確保してあげましょう。

ストレスだって溜まります

かわいらしい家族が増えて嬉しいのはわかります。しかし、四六時中呼ばれたり触られたりしていたらハムスターも疲れてしまいます。

動物たちだって話はできないけど心は人間と同じです。過剰な接触は避けてあげてください。

守ってあげてください

ハムスターは強い生き物ではありません。病気やケガは一刻を争いますので迅速に対応してあげてください。またほかの動物も脅威になります。

あなたの家に他のペットがいる場合はハムスターの安全をしっかり確保してあげてください。また、床などにハムスターが餌と間違えて齧ってしまいそうなものが落ちているのもNGです。

あなたの健康も大切です

ハムスターとの付き合いは長ければ5年ともなる子だっています。そんな中、あなたにもしものことがあったらハムスターも可哀そうですよね。やむを得ず入院などという時のためにハムスターのお世話を代わりにしてくれる人が身近にいるとあなたもハムスターも安心ではないでしょうか。

また、ハムスターと関わる家族の人たちのアレルギーや喘息にも注意をしてください。アレルギーは最悪の場合死に至るケースもあります。みんなの健康や安全を考慮したうえでハムスターを迎えてあげてください。

ハムスターの特徴

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ハムスターとはどんな生き物なのか、特徴を知っておくと接するのがもっと楽しくなりますよ。

なんといっても歯が命

ハムスターは、ネズミやリスなどと同じ仲間で、げっ歯類というグループに入っています。そのためげっ歯類特有の強力な前歯も備えています。私はジャンガリアンハムスターを飼っておりましたが、何度も噛まれ、そのうち数回は出血までしています。

かなり大きいほお袋

皆様ハムスターと聞いたら頬に食べ物を詰め込んでぱんぱんになったあの愛らしい姿を想像されると思います。あのほお袋ですが実はとても大きく、ゴールデンハムスターならばヒマワリの種が左右の袋で50個以上詰め込めるといわれています。

オスとメスの違い

オスは縄張り意識が強いです。そのためケンカしやすく、好奇心も旺盛です。しかし、ストレスには弱めです。性格自体は安定しています。

メスはオスに比べて環境への適応力が高いです。そのためか人に慣れやすく病気やストレスへの耐性も高めです。しかし発情期の関係上気性が荒くなってしまいます。メスの場合は子宮系の病気になってしまうおそれがあります。

実際のところハムスターはオスとメスの違いよりも種類による違いのほうが顕著です。なので、新しくハムスターを迎えてくれる飼い主さんにはオスとメスの飼いやすさの違いよりも、種類の違いに興味を持って飼うとよいと思います。もしくは実際にペットショップに行き、この子を飼いたいと思った後で、その種類についてしっかりと調べたうえで、その子に飼育環境を合わせてあげましょう。オスでも気性の荒い子や、メスでもおとなしい子はたくさんいます。ハムスターを飼う場合、性別については性別特有の病気以外は頭の片隅に置いておく程度でよいでしょう。

>> ハムスターのオスとメスの違い|性別の見分け方と性格の違い



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 ハムスターの種類

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ここでは大抵のペットショップなら会うことができる、ハムスターの中でも最も人気のある種類を紹介します。

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスター00
出典:https://ja.wikipedia.org/

個体差が少なく、飼育方法も本やインターネットで多く紹介されています。性格も穏やかで安定しています。食事はペレット以外にも野菜をよく食べます。寒さに弱い子なのでヒーター等で対策をしてあげてください。少々几帳面なところがあり、縄張りの巡回をよくします。縄張り意識が強く激しく喧嘩をしてしまうこともあるため単独飼いをするようにしましょう。

体長オス約18センチ

メス約19センチ

体重オス85~130グラム

メス95~150グラム

値段1000円~2000円
寿命2~3年

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ジャンガリアンハムスター

ジャンガリアンハムスター001
出典:https://ja.wikipedia.org/

個体差が激しいので気性の荒い子は少し大変かもしれません。人に慣れやすいというよりは人をあまり怖がらないといったタイプで、よく噛んだりわがままだったりします。そんなわがままなところもかわいいのですが(笑)。食べ物に関しては好き嫌いをすることがあるので栄養が偏らないように管理してあげてください。

ジャンガリアンハムスターは毛色のバリエーションが豊富で、好みの毛色の子を選ぶ楽しみがあります。また、両手で完全に覆い隠してしまえる大きさはとても可愛らしく、魅力的です。おでこのひし形の模様もチャームポイントです。

体長オス7~12センチ

メス6~11センチ

体重オス35~45グラム

メス30~40グラム

値段1000円程度
寿命2年~3年

ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキ―ハムスター001
出典:https://en.wikipedia.org/

ハムスターの中では一番小さく、すばしっこく、臆病な子です。怖がりなので人には慣れにくいです。また、怒って噛みつくということもほとんどありません。機嫌を損ねると走って逃げてしまう子です。そんなロボロフスキーハムスターですが、好奇心は旺盛で、飼い主の足音などにも興味を示します。時間はかかるでしょうが、環境に慣れさせてあげれば自分からコミュニケーションを取りに来てくれるようにもなります。肉食性が強いのでミルワームが好物です。

体長7~8センチ
体重15~35グラム
値段2000円~高い子は10000円近くになる場合も
寿命2~3年

チャイニーズハムスター

チャイニーズハムスター001
出典:https://commons.wikimedia.org/

ハムスターにしては長めのしっぽが特徴です。モンゴルハムスターと呼ばれることもあります。おとなしい性格で先ほどのロボロフスキーほどではないにしろ少々臆病なところがあり、動きも素早い子です。しかし人には慣れやすく、手を出すと寄ってきてくれるようにもなります。野菜やミルワームを好んで食べますが、水をたくさん飲む子です。給水器はこまめにチェックしてあげましょう。

これだけ聞くと飼いやすそうな子ですが、ジャンガリアンやロボロフスキーにも言えることなのですが、小さい子の宿命とでも言いましょうか、小さい子たちは病院が見つけにくいという問題があります。ペットショップで近くに病院はあるのかなど、病気など何かあった時のことを考え前もって相談しておくことをオススメします。

体長オス10.5~11.5センチ

メス9~10センチ

体重オス35~40グラム

メス30~35グラム

値段3000円~4000円
寿命2年~3年

ペットショップと値段の秘密

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種類ごとの値段の目安を書きましたが、ペットショップやハムスターたちの状態によってかなりの変動があります。そこで、ここではペットショップの選び方と値段のつけられ方を解説します。

ペットショップの選び方

値段が安くて飼育環境もしっかりしているお店もあれば、逆に値段が高くて環境もあまり良くないというお店もあります。まずは次に紹介している点を気にしてみてください。

お店に行く時間帯

ハムスターたちは夜行性です。なので、活動を始める夕方ごろにお店に行くとハムスターたちの元気な姿を見る機会が多いです。

販売店(ショップ)を見る

まずはペットショップのハムスターコーナーやその関連商品のコーナーを見てみましょう。ケージ・エサ・その他飼育用品の取り揃えはどうでしょう。それらが豊富であればそのお店はハムスターに力を入れてくれているということです。そうした場所はハムスターの健康状態にも気を使ってくれている場合が多いです。

店員さんを見る

店員さんのハムスターに関する知識はどうなのかということですね。ハムスターごとの特徴などを詳しく知っているということも大事ではあるのですが、今回重要視したいのは店員さんが病院を紹介できるかという点です。ペットショップでも病気になる子は多いでしょうし、ジャンガリアンやロボロフスキーのように小さい子は病院を探すこと自体が大変です。そんな時でも、しっかりしたペットショップならその子を診てくれる病院を紹介してくれるはずです。

お尻を見る

お尻が汚れている子は下痢をしてしまっている可能性が高いです。また、そうしたものが感染性によるものであった場合、同じケージ内の子に感染していることも考えられます。注意して見てみましょう。

病気の子がいた場合、しっかりとケージを分けて管理してくれているショップでなければお店の衛生管理の悪さがうかがえますし、病気の子だけでなく他のハムスターたちにも気を遣っていないことがうかがえます。また、病気のあるハムスターを売っている店などというのも論外です。このようなショップでの購入は控えたほうがよいでしょう。

番外編

普通ペットショップではハムスターを繁殖させるということはしません。なぜならばペットショップのような動物たちにとってストレスが溜まりやすい環境は動物の赤ちゃんの発育によくないからです。また、そのような環境でありながらハムスターを子供が生まれるような状況にしておく店に問題があります。よいペットショップとは思えません。子供のハムスターは本来ブリーダーさんなど育成環境の整ったところから仕入れるものです。

ハムスターの値段について

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値段の高い子

デパートの中に入っているペットショップでは値段設定が高めにされています。なぜならば、店そのものにお金がかかっているからです。たとえば、デパートの一角を借りているわけですから家賃のようなものがかかります。更に家族連れをターゲットにし、子供の目を引き、親も思わず買ってしまいたくなるような凝った装飾を施しているようなお店もあります。店の維持費やハムスターたちをよく見せる装飾でお金がかかっているので、その分ハムスターたちやその飼育に必要な用品の値段が高めに設定されてしまうわけです。

一般的な値段の子

ペット専門店で売られている子たちは高くもなく安すぎずといった値段設定になっています。

値段の安い子

ホームセンターなどでは安く売られている子が多いです。特に装飾にもこだわっていないのでただ並べられたケージの中でコロコロと売られています。安く売れるということは安く仕入れているという意味にも取れますので、その子たちの健康状態が少し心配です。

わけありの子

ケージを別にされた状態でわけありの子として激安で売られている子たちがいます。育ちすぎてしまったり、耳が欠けてしまっていたり、ハゲていたり、個体によって事情は様々ですので店員さんに聞いてみましょう。

ハムスターの飼育用品を揃えましょう

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では、ハムスターをお迎えするためには何を用意しておけばよいのか、具体的にお話しさせていただきます。

ケージを選びましょう

まずはハムスターの縄張りともいえるケージ選びをしましょう。ケージ=巣箱ではありませんのでご注意ください。人間でたとえるなら、巣箱=家、ケージ=庭なども含めた土地全体、と考えていただくとわかりやすいかもしれません。さて、ケージは大きく分けて2種類です。金網状のものか、プラスチックの箱型かです。ケージの大きさは、飼いたいハムスターの大きさに対してその子が窮屈感なく歩き回れる程度のものがよいでしょう。

ここからは2種類のケージの特徴を簡単にではありますが解説します。

金網タイプの場合

通気性が良いので夏場は過ごしやすいです。逆に冬場は寒くなってしまうので工夫が必要です。寒さ対策としてはエアコンやヒーターの効いたリビング等で一緒に過ごしたり、ケージ用のヒーターを使用したりといった方法があります。また、金網を齧ったり登ったりしてしまうのでケガに注意してあげる必要があります。

プラスチックの場合

金網タイプに比べてハムスターの生活音が抑えられます。またケージを齧って歯を痛めてしまうというリスクも軽減されます。しかし、通気性があまり良くないので、蒸し暑くなる季節は注意が必要です。

ケージの中に入れるもの

床材

ハムスターが歩き回る床となります。ウッドチップが一般的です。

巣箱

ハムスターの寝床です。ちなみに我が家の子は綿と細切りの新聞紙を巣箱に敷き詰めて眠っていました。

 エサ入れ

広くて浅いものがハムスターも餌をとりやすいのでオススメです。

給水器

ハムスターの体が入る大きさにしましょう。また、中に入れる砂は固まらないものが誤食の危険性も少ないため安全です。

トイレ

ハムスターの体が入る大きさにしましょう。また、中に入れる砂は固まらないものが誤食の危険性も少ないため安全です。

ヒーター

必要に応じて用意してあげてください。使用の際は暑さを避ける場所も確保してあげましょう。

回し車

ハムスターの体の大きさに合ったものを用意してあげましょう。

齧るもの

ハムスターは固いものを齧ることで歯の長さを調節しています。種などの固い餌や齧ってもよい棒などを入れてあげるとよいでしょう。



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基本的なハムスターの飼い方

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ここからは実際にハムスターをお迎えした後のことを想定し、エサのあげ方や触れ合い方、掃除方法など基本的な飼い方を解説します。

ハムスターのエサと与え方

人と同じでハムスターにも味の好みがあり、好き嫌いだってします。しかしエサの基本はペレットです。ペレットを主食とし、キャベツときれいな水は常に入れておいてあげてください。ヒマワリの種や穀物類が混ざったフードやミルワームのような種族ごとの好物はおやつ程度にとどめておくのがよいです。

餌の量ですが食べきれないくらいのペレットをエサ入れに入れておきましょう。ハムスターはエサをためるのが好きな動物です。エサが常にエサ入れに入っていれば安心して、必要以上にエサを食べるということがなくなります。逆に必要以上に食べるということがあるとしたら、ストレスか病気が考えられます。

 ハムスターが過ごす温度と湿度

ハムスターは巣箱の中などに寝床を作り、ある程度は自分で温度調節をしています。しかし、飼育されている環境では限度があるので飼い主さんがエアコンなどでうまく調節してあげることも必要です。

数値に表わすと10℃以下、25℃以上は危険となります。また、ゴールデンのような大きな種族は寒さに弱く、ロボロフスキーのような小さい種族は暑さに弱くなっています。快適に過ごせる温度は20℃くらいなのですが、温度変化による季節感が無さすぎると、体毛がうまく生え替わらなかったり、体調を崩しやすくなったりするので注意しましょう。

湿度は40%~60%を保てるようにしてください。乾燥しすぎたり、逆に湿度が高すぎたりしても体調不良の原因となります。

ケージの掃除の仕方

まず、掃除をするのは暖かい日にしましょう。掃除している間ハムスターに寒い思いをさせないようにしてあげてください。

掃除のたびにハムスターは一時的とはいえいつもと違う環境におかれます。そのため、頻繁に掃除をすることはハムスターにとってストレスになってしまいます。しかし、掃除の機会が少なすぎると不衛生になってしまいます。目立った汚れをきれいにするなどの簡単な掃除は2~3日に1回程度にして、ケージごと洗うような大掃除は月に1回くらいを目安にするといいでしょう。

ケージの底に新聞紙などを敷いて、その上から床材を敷くとケージ自体の汚れが少なくなるのでオススメです。

ケージの掃除の手順

  • ハムスターを別の入れ物に移します。その際、ケージに入っていた床材やエサやおやつを入れてあげると落ち着きやすくなります。
  • ここからの作業は庭や風呂場でやりましょう。台所はNGです。台所では飼い主、ハムスター、両者にとって細菌に感染したり食中毒になるリスクが大きくなってしまいます。ケージに入っていた床材はすべてゴミ袋に捨てますが、ダニなどがいた場合はまた別の袋に入れて密封したうえでゴミ袋に捨てましょう。
    濡れてはいけないものや給水器などは取り外しておきましょう。
  • ケージの消毒です。方法として、中性洗剤や熱湯に浸けるというものがあります。熱湯であれば80℃のものに15分ほど浸けておけば大丈夫です。ただし、熱湯に浸ける場合はケージの変形や破損に注意してください。この時に巣箱や回し車のような小物類も一緒に消毒してしまうと楽です。
  • 全体をブラシなどでこすります。角などの汚れにも対応できるので歯ブラシを使うのがオススメです。
  • よくすすぎます。泡がなくなっても2~3回はすすいでください。
  • 水分をふきとり、乾かします。自然乾燥でも、ドライヤーなどを使ってしまっても大丈夫です。
  • 床材などを再びセットします。その際、ケージの向きや小物の位置は掃除前と同じにしてあげてください。ハムスターが混乱してしまいます。

ハムスターを飼育する際の注意点

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  • 無理やり抱き上げるといったことはしてはいけません。驚いて噛んだり、逃げようとして暴れたりするためケガにつながります。
  • 大きな音が頻繁に聞こえる環境もだめです。ハムスターが警戒してしまい、不安とストレスを感じてしまいます。
  • ハムスターは匂いでケージ内の構造を覚えます。なので、頻繁にエサ箱やトイレの配置を変えたり、掃除が多すぎたりというのもストレスの原因となります。
  • 飼育場所(ケージを置く場所)は見通しが良すぎるのはいけません。飼い主からの死角を作ってハムスターが人目を気にせず安心できる場所を用意してあげてください。
  • 1つのケージで多頭飼いはNGです。ハムスターは縄張り意識が強く、ケンカは殺し合いにまで発展します。更には共食いもします。もし複数のハムスターを飼いたいのだとしたら1匹のハムスターに1つのケージは守ってください。

ハムスターの主な病気と症状

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ここではハムスターの代表的な病気とその症状を紹介します。代表的なものの紹介となりますが、その分知っておいてほしいものでもあります。症状別に分け、考えられる病気を書きますが、一つだけ特別に覚えておいてほしい病気があります。それが次に紹介するウェットテイルという病気です。

ウェットテイル

ウェットテール
出典:http://rohdea.com/

ハムスターの病気の中でもかなり厄介な部類です。症状は激しい下痢とそれによる脱水症状、そして食欲が減退し、衰弱し、死に至る可能性も高いです。原因としてはストレスや新鮮でないエサの摂取とされています。新鮮でない野菜や水分を多く含む食品を食べすぎることで下痢になり、ウェットテイルを誘発しやすくなってしまいます。怪しいと思ったら早めに受診をしてください。

以下は症状ごとにまとめます。各症状が必ずしもその病気と結びつくというわけではなく、あくまで可能性の範囲内ということをご理解ください。

下痢

細菌や寄生虫による胃腸炎の可能性があります。もしくは水分の取りすぎです。

毛が抜ける

ダニが原因のもの、アレルギー性皮膚炎、細菌性の皮膚炎などがあります。

ほお袋が膨らんでいる・腫れている

ほお袋が炎症を起こしている可能性があります。また、口からほお袋が出てしまう、頬袋脱というものもあります。

食欲がない

腸閉塞の可能性や、固いものの齧りすぎで歯が変形して噛みあわせが悪くなってしまっている場合があります。

くしゃみ・鼻水・息苦しさ

肺炎や心不全の可能性があります。

目ヤニ・涙

結膜炎や角膜炎、もしくは白内障のおそれがあります。

足を引きずる・動きが不自然

捻挫や骨折をしている可能性があります。

毎日ハムスターを見ている中で、いつもと様子が違うということがありましたら早めの相談や受診をお勧めします。

以上でハムスターの基本的な飼い方についての解説は終了です。細かいことが多くて大変そうだと思ってしまった方もいるかもしれませんが、実際に飼ってみるとそんなに大変なことはありません。少し気遣いをしてあげながら家族として一緒に暮らしていくだけです。

これからハムスターを飼ってみたいとお考えの皆さんもハムスターをお迎えする前にできるだけしっかりと飼育の知識を得て欲しいと思います。そしてお気に入りの子を見つけて、家族としてお家にお迎えしてあげてください。みなさんの素敵なハムスターライフにこのブログが少しでもお役にたてればと思います。そしてみなさんの素敵なハムスターライフを応援しています。

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