市販のケージには金網のタイプが多数販売されています。しかし、金網タイプのケージで飼育されている飼い主さんたちからは金網をかじるという声が多く聞かれます。また挟まり、落下による事故も多く発生しているようです。

金網をかじる行動を放っておくと不正咬合(ふせいこうごう)という歯の噛み合わせが悪くなることによって食べることができなくなったり、天井部分の金網にぶらさがり落下することによって重大な事故にもつながります。

以上のことから、金網タイプのケージはおすすめできません。今回は少し金網タイプのケージについて見てみましょう。



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金網のケージをかじる癖とその対処法

ケージを噛むハムスター
出典:http://tataratara.exblog.jp/i10/

 

ケージをかじる理由はいくつか考えられます。大体の場合は、なんらかの原因による “ストレス” が原因であることが多いようです。またストレス以外にもケージをかじることで餌や外に出ることを飼い主に “要求(学習)” していることがあります。どんな原因があるのか見てみましょう。そして、それぞれに対する対処法を考えてみましょう。



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原因① ストレス

歯がむず痒いことによるストレス

ハムスターは齧歯(げっし)目に分類される動物で、歯が命です。齧歯目は歯が伸び過ぎるのを調整するために硬い物を噛む習性があります。ハムスターと同じようにリスやウサギでも同じことが言えますが、これができないと歯がむず痒くなり、ストレスが溜まってしまいます。そんな場合には、「かじり木」などのおもちゃを与えることで解消される場合もありますが、実際には金網をかじる癖がついた子には「かじり木」を与えてあげても効果は薄いようです。

運動不足によるストレス

ハムスターはいくら小さいと言えども、元は大自然の中で生きてきた生き物です。それが狭いケージ内に閉じ込められれば運動不足になり、ストレスを感じることは当然と言えば当然のことです。ですから、ケージ内には必ず運動のできる回し車を取り付けてあげたり、パイプなどでケージを増設し、運動量を増やすことが出来るように工夫をしてあげましょう。

多頭飼育によるストレス

それぞれの性格によっては、ケージが狭く不快に感じてしまっている場合もあるのです。特に縄張り意識の強い個体には強いストレスとなってしまいます。ストレスを感じてしまっているハムスターだけを別のケージに移住させるなどの工夫をし様子を見てあげましょう。

環境によるストレス

飼育する温度や湿度、周囲の光や音、振動などが、ハムスターの快適な生活環境の範囲から大きく外れてしまっている場合にストレスを感じ、ケージを噛むことがあります。この場合は、ケージを置く場所の変更、エアコンや送風などによる温度と湿度の調整など飼育環境を改善してあげる必要があります。

原因② 要求(学習)

餌のおねだり

単純に飼い主に対して “餌のおねだり” をしている場合があります。これは原因として結構多いようです。ケージを噛むタイミングで飼い主が餌をあげてしまうと、ハムスターは「ケージをかじれば餌がもらえる」と学習してしまいます。このような場合はもちろんケージをかじっているときに餌を与えないようにする、またはそもそも齧られないタイプのケージにしたり、内部のレイアウトを変更するなどの対策が必要になります。

外に出たい

単純に外で遊びたくてどうにかしてケージから出てやろうとしている状態です。このようなことをする子は、飼い主さんが外に出して遊んであげる子に多くみられる行動です。これも「ケージをかじれば外に出してもらえる」と学習してしまっています。金網のケージなどで四六時中ガリガリやってしまうと大切な歯を痛めてしまうので、思い切ってケージの種類を変えてみるとよいです。

 

以上のように、ケージをかじるという問題行動の原因には “ストレス” と “要求(学習)” の2つがあります。

ストレスに対しては十分な広い生活スペースを確保する、環境を整えてあげることで解決するようですが、学習(噛めば餌がもらえる、外に出してもらえる)ということに対しては飼育方法を改める必要があります。

学習に対して一番の対策はかじるもの、つまり金網をなくしてしまうことです。思い切って他のタイプのケージに変えることをおすすめします。ただし、なかなか変えられないという場合は金網の内側にプラ板や下敷きを貼ることで、ハムスターが直接金網に触れられないようにすることが有効です。しかしこの場合、金網ケージの最大のメリット「通気性」が損なわれるので注意が必要となります。

大切なハムスターのためにもストレスなく、危険も少ない金網ケージ以外のケージ(プラスチック、水槽、衣装ケースなど)があるので検討してみることをおすすめします。

 

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