出典:http://www.warrenphotographic.co.uk/
初めてリクガメを飼いたい!そんな方におすすめなのが、ヘルマンリクガメです。
犬猫がメインで爬虫類は片隅にちょろっと…というような総合ペットショップにはいない可能性が高いのですが、爬虫類専門ショップや、リクガメに詳しい店員さんのいるペットショップには高確率でいます。また、そういったリクガメのプロの方に言わせても、性格、大きさ、丈夫さといった点からも、初心者にはおすすめみたいです。
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ヘルマンリクガメとは?
まず、日本に流通するヘルマンリクガメには、ヒガシヘルマンリクガメとニシヘルマンリクガメがいます。ヒガシヘルマンリクガメもニシヘルマンリクガメも丈夫で飼いやすく、大人になっても20cmほどとリクガメの中では小型です。ニシヘルマンリクガメの方がより小さいと言われています。
ヒガシヘルマンリクガメは流通量が多く、爬虫類ショップでよく見かけることがありますが、ニシヘルマンリクガメは少々レアで、その分高価です。いつでもショップにいるわけではありません。今回はより一般的に販売されているヒガシヘルマンリクガメについて書いていきたいと思います。
ヘルマンリクガメは、これぞリクガメ!と言えるような形体をしています。甲羅はドーム状で丸っこく、目はつぶらで、大変可愛いリクガメさんです。
同じグループに属しているギリシャリクガメと大変良く似ていますが、臀甲板と呼ばれる尻尾のすぐ上の甲羅が1枚か2枚かで区別します。2枚に分かれているのがヘルマンリクガメです。
ヘルマンリクガメは、ベビーで1~3万円程度で購入することが出来ます。リクガメの中では比較的安価な部類に入るかと思います。ただし、値段はショップによっても違いますし、今後変動する可能性もあります。
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ヘルマンリクガメの飼育方法(飼い方)
タンポポを食すヒガシヘルマンリクガメ
ヘルマンリクガメは一般的なリクガメの飼育方法で問題ありません。個体のサイズに合った水槽や爬虫類ケージに床材を敷き、水皿、餌皿、紫外線ライト、保温器具などがあれば充分です。購入したショップに近い環境を作ることが環境に慣れさせる近道なので、必ず店員さんにもご相談しましょう!
温度は25~30℃(幼体は30℃弱と高めにしてあげましょう)、湿度は50~60%です。日本の高温多湿な時期には注意してあげないと体調を崩す恐れがありますので、通気をよくするなどの対策をしてあげましょう。
寿命は30~50年ほどと言われています。
飼い易いヘルマンリクガメの注意点!
ヘルマンリクガメは初心者の方でも飼育は難しくないでしょう。環境に落ち着いてくれればとても飼い易いリクガメです。物怖じせずよく動き、よく食べます。そして丈夫です。あまりおすすめしませんが、冬眠をすることも可能です。このことからも、低温に強く丈夫なリクガメであることがわかります。
しかし、ヘルマンリクガメには、この飼い易さゆえの落とし穴があります。よく食べてくれるからと言って、栄養価の高い餌を与えていると自然下では有り得ないような急成長をしてしまうのです。「どんどん成長してもらえばいいじゃない!」と思われるかもしれませんが、リクガメさんの場合は良くないことが起こります。急成長することで、甲羅が凹ついてしまったり、内臓の成長に甲羅の成長が追い付かず、内臓が圧迫されてしまい、最悪の場合命を落とすこともあります。
ヘルマンリクガメを飼育する場合は、過剰に人工飼料や果物は与えず、野草や野菜中心の食生活をおすすめします。特に小松菜はカルシウム豊富なのでおすすめです。ベビーから飼育されているヘルマンリクガメは、大なり小なり甲羅が凹ついてしまっています。これはヘルマンリクガメ飼育者の永遠のテーマと言っても過言ではないでしょう。
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