カメは声を出しません。鳴きません。カメには声帯がないからです。だけども確かに鳴き声が聞こえることがあります。正確には鳴いているように聞こえることがあります。

鳴いているように聞こえる音は鼻や気管支から空気の出し入れによって出る音だったり、または硬い嘴(くちばし)を擦り合わせることによって出される音です。

ではどんな時にどんな音を出すんでしょうか。そしてその音が意味することや注意しなければならない音とはあるのでしょうか。今回はそんなカメの鳴き声(音)について見てみたいと思います。



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カメの鳴き声の種類とその意味

それではどんな鳴き声があって、それにはどんな意味があるのか。見てみましょう。

口を開けて「ヒュー!」「シャー!」「プシュー!」と鳴く

これは威嚇行動または怯えているときに出す音です。カメは声を出しませんので呼吸音で鳴らしています。威嚇しているときに下手に触ろうとすると飼い主さんの手を痛めてしまうこともあるので注意してください。

このようなカメの場合、掃除のためにどうしても持ち上げたりしなければならないときは軍手をして飼い主の手を保護したり、できるだけ短時間で済むように配慮してあげましょう。

残念ながらカメは犬などのようにしつけることはできないので、威嚇したからといって叩くなどしないようにしてください。逆に怖い思いをさせて威嚇行動をエスカレートさせてしまいます。威嚇しなければならないような状況をできるだけなくてしてあげて、じっくりと時間をかけて接することでいつの間にか威嚇しなくなることもあるので焦らず飼ってあげましょう。

「ピーピー」「ピューピュー」「キューキュー」と鳴く

このような鳴き方をする(音を出す)ときは要注意です。「ピーピー」「ピューピュー」「キューキュー」という音が出ているときは風邪や肺炎、気管支炎など呼吸器系に異常をきたしている可能性が高いのですぐに温度や湿度の飼育環境を確認して整えてあげましょう。カメにとって呼吸器系の疾病は重症化する恐れがあるので早急に病院に連れていくことをおすすめします。食欲がない、ぐったりしているという症状が出ていたらすでに手遅れということもありえるので早めの対処が必要です。

ちなみに飼育している水が汚れているとゴミなどが鼻の中に入ることで呼吸のたびにピーピーと音が鳴ることがあります。このような場合は飼育水をこまめに交換することで音がしなくなることがあります。または単に鼻の中に水が残っていると鳴ることもあります。

どちらにしても呼吸器系の病気の可能性があるので注意深い観察と異変があればすぐにでも病院へ連れて行くようにしましょう。



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「グェッグェッ」「クァックァッ」「ギュッギュッ」「ギェッギェッ」と鳴く

嘴(くちばし)が擦れてこのような音が出る場合と、鼻や気管支などの呼吸器を使って音を出す場合がありますが、どちらにしてもこのような音を出す確かな理由はよくわかりません。一説にはカメは水中に長くいるので鼻や喉を掃除(うがいのように)するためにこのような音が出るそうです。また日光浴が不十分なときにもこのような音を出すことがあり、十分な日光浴をさせることで音を出さなくなることもあるようです。

しかし、飼い主さんたちの声を聞くと多くの場合は特に問題がないようで、元気なカメでもこのような音を出すようです。基本的にはカメに異常がなく、食欲もあって元気なようであれば心配する必要はないでしょう。

ただし、

  • 食欲がない
  • ぐったりしている
  • 苦しそうに口を開けて呼吸をしている

こんな症状がある場合は要注意です。早急に病院で診てもらいましょう。

「キュッキュッ」という音

意外に飼い主さんがカメの鳴き声だと勘違いする音として、カメが水槽のガラス面を爪で引っ掻いたときに出る音があります。この音を鳴き声と勘違いする人もいるようです。

 

以上のようにカメが出す音には興奮・威嚇によるもの、呼吸器系の疾患によるもの、単に呼吸に伴って出る音、嘴を擦り合わせて出す音で元気であれば心配の要らない音などがあるようです。音によってもカメの気分や体調を知ることができます。普段から注意深く“音”にも耳を傾けてみましょう。そして異常があればすぐに対処できるようにしておきたいものです。

 

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