フェレットは気温、室温に関しては少々デリケートな部分があります。アマゾン出身の熱帯魚や、アフリカ出身の爬虫類ほどシビアではりませんが、犬猫よりは気を付けた方が良いかもしれません。もちろん犬猫も注意は必要ですよ!今回は、そんなフェレットの四季それぞれの過ごし方を書いていきたいと思います。
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フェレットの基本的な飼育環境
まずフェレットにとって過ごしやすい温度は15~23℃、過ごしやすい湿度は50%前後と言われています。基本的にはこの範囲内になるようにしてあげましょう。室温は適温だけれども、湿度が高い、といった状況でも熱中症のリスクがありますので注意が必要です。
フェレットが過ごしている部屋、特にケージの近くなどに温湿度計を置いておくと安心ですね!
春の過ごし方
春はフェレットにとって過ごしやすい季節と言って良いでしょう。注意点を強いて挙げるならば、日中暑い日があるかもしれないということでしょうか。お仕事などでフェレットちゃんを留守番させる日は、天気予報などで気温を確認しておき、場合によってはエアコンをつけておいても良いかと思います。
夏の過ごし方
フェレットの適温が15~23℃であることからもおわかりになるかと思いますが、夏は特に注意が必要です!日本の夏はフェレットにとって非常に厳しいものになります。
まず、初夏(特に梅雨の時期)の注意点ですが、フードが傷みやすくなるということが挙げられます。フェレットは置き餌であることが多いので、傷んだフードを食べてお腹を壊してしまわないように注意しましょう。ふやかしたフードを食べさせる赤ちゃんの時期は、特に気を付けてください。少量作ってこまめに取り替えると良いでしょう!
夏の間は何と言っても室温に気を付けてください!基本的には24時間エアコンをつけておくつもりでいましょう。飼い主にとっては少し寒かったり、電気代が少々かかってしまいますが、フェレットちゃんのためです!エアコンにプラスして、水を入れて凍らせたペットボトルをケージ内に入れておいても良いかもしれません。その際は、タオルを巻くなどして結露対策も取りましょう。結露によってケージ内の湿度が上がるのを防ぎましょう。
個人的に聞いたことがあるお話なのですが、夏にフェレットちゃんを車に残し、エンジンを切って数分車から離れただけで、熱中症になってしまった子もいたそうです。車の中はすぐに温度が上がります。車の中はもちろんですが、家の中でも、「これくらいなら大丈夫でしょ!」と思わずに、しっかり温度管理を!
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秋の過ごし方
秋は春と同様過ごしやすい季節です。注意点も同じく、暑くなる日は事前にチェックといったところでしょうか。
ちなみに、フェレットは春と秋に換毛期が訪れる子が多いです。抜け毛が増えますので、ブラッシングの頻度を増やしたり、場合よっては毛玉対策のサプリメントを与えるのも良いかと思います。
冬の過ごし方
フェレットは夏の暑さに比べると冬の寒さには強いと言えます。ハンモックやかまくらのようなクッションなどを用意して温まれるようにしてあげてください。寒さが苦手な子や、赤ちゃんフェレット、高齢なフェレットの場合は、電気マットのようなものを用意してあげても良いのですが、その際はコードをかじったりしないか注意してください。
フェレットは乾燥も苦手と言われていますので、エアコンなどの暖房器具で部屋全体を暖めている場合は、湿度もチェックしてあげましょう。
フェレットは日本の気候に合うペットとは言えませんので、神経を尖らせなくてはいけない部分があります。ですが、それ以上に魅力のあるペットでもあります。フェレットを家族に迎え入れた方は、フェレットちゃんのために頑張りましょう!
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