この記事をご覧になっているということは初めてデグーを飼育しようとしてオスにしようかメスにしようか迷っている方でしょうか？または現在飼育しているデグーがオスなのかメスなのか確かめたいという方でしょうか？
オスかメスかの違いは生殖器と肛門の位置を見ればすぐにわかります。せっかくオスかメスか確認するんですから、デグーの性別による性格や習性の違い等もついでに確認してみましょう。
デグーのオスとメスの見分け方
写真を見たほうが早いので載せます。左側がオス（♂）、右側がメス（♀）です。まずはご確認ください。
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デグーの雌雄の違いは比較的簡単です。ポコンと飛び出た生殖器と肛門の距離に違いがあります。オスは生殖器と肛門が離れていて、メスは生殖器と肛門が近くに位置しています。生殖器はオスのほうが長細く、メスのほうが丸い形をしています。下の絵で確認すると特徴がわかりやすいかもしれません。
性別の違いは生後3ヶ月くらいでハッキリしてくる
生後3か月頃になると上で見たように生殖器と肛門の位置がハッキリしてきますが、それ以前では判断しにくい場合もあります。普通は生後約2週間もすればある程度オスとメスの差がハッキリしてくるのですが、まれにわかりにくい個体もいるので注意が必要です。
オスのように生殖器と肛門に距離があったのに3ヶ月頃になったらメスのように距離が縮んでしまったということもありますし、逆もあり得ます。まれにそのようなケースもあるので「絶対にオスが欲しい！」「絶対にメスが欲しい！」という方は生後3ヶ月後のデグーをお迎えするとより確実だろうと思います。
デグーのオスとメスの性格と習性の違い
ペットを飼い始めるときに気になるのがペットがオスなのかメスなのか。オスとメスでどんな違いがあるのか、ということですね。では気になるデグーのオスとメスの性格や習性の違いについて見てみましょう。
オスとメスで性格を区切らないほうがいい
初めてデグーを飼育しようとしている方のよくある質問・疑問で「オスとメスで性格にどんな違いがあるのか。飼いやすいのはどちらなのか。」ということがあります。結論を言うと、“オスとメスで性格の判断は難しい”ということです。デグーを飼育している先輩方の意見の多くは、オスとメスの違いというよりは性別に関係なく“個体差による違いが大きい”ということです。
しかし、一応一般的に言われているオスとメスの性格の違いについて書いておきます。ここに書いているのは「オスとメスで比べるとどちらかというと・・・」という程度だと思ってください。
オスの性格
メスの性格
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繁殖の有無、単頭飼いor多頭飼いで判断すべき
性格は個体差によるところが大きいのでこればかりは飼ってみなければわからないというのが実情です。それよりも重要なのが以下の2点です。
- 繁殖を望むのか
- 単頭飼いか、多頭飼いか
１．繁殖を望むのか
繁殖を望むのであればオスとメスのペアで飼育します。望まないのであれば絶対にオスとメスをペアで飼育してはいけません。オスとメスがいる場合は必ずケージを分けなければなりません。すでにデグーを飼育している状況でさらにもう一匹お迎えしたいのであれば性別に要注意です。
２．単頭飼いか、多頭飼いか
こちらが一番重要です。単頭飼いとは一匹だけで飼育すること。多頭飼いとは複数で飼育することです。
デグーのオスは年頃になると縄張り（テリトリー）を主張し出します。オス同士で飼育していると激しい喧嘩をしてしまうことがあります。絶対ではありませんが可能性として高いです。ですのでオスは基本的に単頭飼いが望ましいです。一方、メス同士は相当相性が悪くなければ仲良くしてくれます。（それでもささいな喧嘩はします）ですので多頭飼いをしたい場合はメスを選択するべきです。
まとめ
性別の違いは繁殖の有無、単頭飼いor多頭飼いというように飼育の仕方に大きく影響するので重要ですが、一方で性別の違いは性格の違いに直結するものではありません。オスかメスかを選択する場合、まずはどのように飼育したいのかという飼育スタイルを良く考えてください。
性格はお迎えしてみなければわからないというのが正直なところ。お迎えしてよく性格を観察してあげてじっくりと時間をかけてコミュケーションをとれば、オス・メスに関わらずよく懐きますし、かわいい家族となってくれるはずです。
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