フェレットも猫と同じように毛づくりのような仕草(グルーミング)をします。しかし、猫と違い飲み込んでしまった毛を吐き出すことができず、毛玉が胃に溜まってしまったり腸に詰まって腸閉塞を起こしてしまうことがあります。(毛球症

そして、食欲がなくなって何も受け付けなくなり、次第に痩せていき、最悪の場合は死に至ることもある重大な症状です。

今回はそんなフェレットの毛づくりと毛球症対策について見てみたいと思います。



スポンサーリンク


フェレットの毛づくろい

ferret041
出典:https://pixabay.com

 

すべてのフェレットが毛づくろいをするわけではなく、性別や年齢の違いというよりも個体差による性格の違いによるところが多いようです。毛づくろいが好きで一緒に飼っているお友達の毛をぺろぺろとしてあげることが好きな子がいますが、まったくしない子もいます。

なぜぺろぺろするのかはよくわかりません。毛についたゴミの除去やストレス解消のために行っている行動だと思われます。または、何かしらの愛情表現ではないかという声が多いようです。

フェレットの毛球症対策

自分自身や他の子の毛づくろいをしてあげることが好きな子が気をつけなければならないのが毛球症です。上でも書きましたが、フェレットの場合は猫のように飲み込んでしまった毛を吐き出すことができません。そして、胃や腸に蓄積された毛は少しずつ大きくなり、石のように固まっていき、自分では排出が困難になってしまいます。こうなると病院での開腹手術が必要になります。

ferret037

毛球症の症状とは?

毛球が蓄積されていく影響で食欲不振や嘔吐症状、消化不良を起こします。そしてだんだんと痩せていき、気づいたときには手遅れになるほど弱ってしまっている場合もあります。見た目は元気だったのに食べることができず、どんどん痩せていってしまい、最悪の場合は死に至ります。

そうならないためにも日々の毛球症対策は大切です。

 

フェレット毛球症
出典:http://d.hatena.ne.jp/exotic-ah/20090930

 

日頃から食欲は落ちていないか、便に異常はないか(緩くないか、便が小さくないか、黒っぽくなっていないか)、痩せてきていないかをよくチェックしてあげましょう。

2~3歳以上の子が発症しやすいと言われ、高齢のフェレットでは胃腸の働きが弱くなるので毛球が蓄積されやすく、発症頻度も高くなるので特に注意してあげる必要があります。しかし、若い子でも油断をしてはいけません。若い子でも胃腸の弱い子は、取り込んでしまった毛をうまく排出できず毛球症を発症しやすいからです。

 

特に春と秋の毛が抜け変わる “換毛期” には注意が必要です。この時期はブラッシングをこまめにしてあげたり、抜け落ちた毛をコロコロなどで頻繁に掃除してあげるようにしましょう。また、シャンプーも効果的です。



スポンサーリンク



毛球症対策にラクサトーン(フェレットラックス)

胃や腸に取り込まれた毛球の表面はタンパク質の膜に覆われているためほつれにくくなっています。そして、取り込まれた毛を次々と巻き込み、どんどん大きくなってしまいます。ラクサトーンはこのタンパク質の膜をタンパク質分解酵素で溶かし、毛球をほつれやすくします。さらに胃や腸の内壁にくっついてしまった毛もはがしてくれます。

さらに取り込まれた毛、または毛球を油分(流動パラフィンや白色ワセリン)でコーティングし、体外へスムーズに排出しやすくしてくれます。油分ですから栄養はないですが、あげ過ぎると便が緩くなるので量を調節してあげる必要があります。

 

ferret024

 

毛球症対策としては日々の予防が大切です。毛づくろいが好きな子もそうでない子も、普段から定期的に服用させるようにしましょう。頻度は、基本的に週に2~3回ほどですが、毎日という子もいます。胃腸の弱い子や高齢のフェレットにはより頻繁に与える必要があります。服用のタイミングは食間(直前の食後2時間ほど)です。

食べさせた後は油分によって多少便が柔らかくなりますが、その後は元通りに戻りますので大丈夫です。

 

 

ラクサトーンを与える時の注意点

  • すでにお腹の中に硬い毛球がある場合にはさらに大きくさせてしまう場合があります。服用は医師の指導に基づいて開始しましょう。
  • ラクサトーンを与えても毛球が生じてしまう子もいます。特に胃腸が弱い子、高齢のフェレットは注意が必要です。
  • 便の中に毛が混じっていたことのある子は毛球ができやすいので特に注意してあげましょう。
  • 他の薬やサプリメントを与えている場合は医師に確認しましょう。
  • 食間(直前の食事の2時間ほど後)に与えるようにしましょう。

過剰な抜け毛には要注意!

毛つながりのお話ですが、過剰な抜け毛には注意が必要です。換毛期であれば多量に毛が抜けることもあるでしょう。しかし、体毛の一部が異常に抜け落ちて剥げてしまっているというときは要注意です。

フェレットの病気で発症率が高いものに「副腎腫瘍」があります。

 

副腎腫瘍の関連記事

フェレットの注意したい病気!フェレットの3大腫瘍(インスリノーマ、副腎腫瘍、リンパ腫)
フェレットは比較的腫瘍ができやすい動物です。野生動物にはあまりそういった傾向はありませんが、品種改良されている動物には腫瘍ができやすい傾向があるかもしれませ...

 

副腎腫瘍の問題はホルモンによるものと、腫瘍そのものによるものの2つがあります。

副腎腫瘍の主な症状に脱毛の他にメスの陰部の腫れ、オスの前立腺肥大が認められます。さらには行動異常(マウンティングやマーキングといった“さかり”、“発情期”のような性的な行動)も見られますが、個体差によって症状は異なります。これらは副腎から出る性ホルモン(エストロゲン、アンドロゲン)による影響です。

副腎腫瘍のフェレットの約90%に脱毛の症状が診られるというデータがありますので、異常な脱毛があった場合には副腎腫瘍の疑いを考えたほうがよいでしょう。

良性の腫瘍の場合が多いですが、悪性であれば進行が非常に早いため、早急に病院で診てもらうようにしましょう。

 

スポンサーリンク

お薦め!
ブログランキング・にほんブログ村へ
 ┣ ハムスター
 ┣ フェレット
 ┣ ウサギ
 ┣ インコ
 ┣ カメ
 ┗ 熱帯魚
お薦め!

 ┣ フェレット
 ┣ ハムスター
 ┗