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フェレットケージ007
出典:https://commons.wikimedia.org/

フェレットのゲージも最近ではたくさんの種類があり、どれを買えばいいのか悩みますよね。私は初めてフェレットを迎え入れるときに購入したケージと2匹目をお迎えしたときに買ったケージの2つを持っていますが、やはりケージの種類によって使い勝手が違うため、今は使いやすい方で2匹を飼育しています。

今回は、どんなケージの種類があって、それぞれどんな特徴があるのかを紹介していきたいと思います。フェレットを飼う頭数、年齢などでも最適なケージの種類は変わってくるので、飼育する前によく考えてケージを選んであげましょう。



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フェレットの飼育用ケージにはどんな種類がある?

フェレットケージ001

ケージを選ぶ際によく考えてほしいことは、これから先、多頭飼い(数匹一緒に飼うこと)をする予定があるかどうかです。正直2匹ぐらいまでは1つのケージで事足りますが、3匹4匹となると“サークル”という部屋の一角を柵で囲ってしまうようなタイプがいいことがあります。それをふまえた上で、お伝えしていきたいと思います。ケージの種類としては大まかに3つ。横に広いタイプ、縦に広いタイプ、サークルがあります。

ネット通販サイトなどでは、「飼育セット」といったフェレットを飼うときの必需品をセットにして販売されているところもあります。横・縦に広いタイプのケージはお手頃価格で販売されていますが、サークルは横・縦に広いタイプとは違いとても高価なものになります。

ケージを選ぶときのポイント

上でも述べたように、フェレット用のケージには大きく分けて3種類のものがあります。横に広いタイプ、縦に広いタイプ、サークルです。それぞれのケージの特徴とケージを選ぶ際のポイントはどんなところでしょう。タイプ別にみていきたいと思います。

横に広いタイプのケージ

フェレットケージ006
出典:https://www.sbspet.com/

もし生涯フェレットを1匹だけ飼育していくことに決めているのだとしたら、ケージは横に広いタイプがおすすめです。なぜかというと、フェレットの飼育に必須のアイテムであるハンモックは1枚で事足りるのでそんなに場所をとりません。さらに、トイレやご飯の容器、水のボトルを低い位置に設置したほうがフェレットにとって生活しやすいからです。

フェレットが若いうちは高いところまでゲージを登ったりハンモックにジャンプして飛び乗ったりとアクティブに動きますが、年を重ねると病気や関節の具合が悪くなることも考えられ、縦に広いゲージだとスペースが狭くなってしまいます。ですので、歩くのが苦手なフェレットでも広々生活できるような横に広いゲージがおすすめです。またフェレットのベビーでも高い場所から落下してしまうリスクが低くて安心です。

縦に長いタイプのケージ

フェレットケージ003

将来多頭飼いをイメージしている方は縦に広いタイプかサークルがおすすめです。フェレットの場合、新しく来た子をお迎えするその日から同じケージで暮らすことはNGです。あとから新しく来た子のワクチンや健康状態に異常がないことを動物病院で確認し、先住の子と顔合わせをして相性が良ければ同じケージで一緒に生活を始められます。

うちのフェレットは初め、相性が良くなく、お互いに慣れさせるのに約4か月かかりました。顔を合わせると取っ組み合いをして、先住のフェレットが「これは私のハンモック!」と言わんばかりにハンモックを占領していました。そのため新しく来た子はケージの床で寝ることもしばしばありました。ですから、なるべく顔を合わせないようにと思い、縦のタイプのケージを準備し、ハンモックを高さを変えて2枚設置するように工夫して、喧嘩をした後どちらかが逃げられるようにしてあげました。このようにして縦のタイプのケージを使って生活領域を上下に分けてあげることもできます。

サークルタイプのケージ

フェレットケージ005 フェレットケージ008

私のうちのフェレットについて述べましたが、一般的にはそんなに攻撃的なフェレットだけではなく温厚なフェレットも多くいます。2匹、もしくはそれ以上のフェレットを飼う場合はサークルをケージにしているお宅が結構あります。フェレットの数が多くなればなるほど運動スペースが少なくなること、ハンモックが2枚、3枚と必要になってくること、遊び道具などもサークル内に入れられるようになること、そういった面もふまえるとサークルもとても魅力的です。



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いろいろあるけど、人気のケージは?

横・縦に広いタイプの場合は、飼い主の趣向やご自宅の内装で決めてらっしゃる方が多くいらっしゃることが多いです。

サークルでは『メディカル60』がダントツで人気です。メディカル60のようなサークルタイプであれば多頭飼いも十分可能で、フェレットを飼育する方は多頭飼いする方が多いことも、このような人気の理由のようです。フェレットはもともと集団行動をする生き物ですし、かわいい仕草や寝方をしているのを見ていると何匹いてもいい気がしてきます。メディカル60というサークルもそうですが、サークルと呼ばれるものは連結をして大きくすることも可能なので、そこもまた人気な理由でしょう。

ケージの価格はどのくらい?

横・縦に広いタイプでサイズがそれほど大きくないものは8千円程度から販売されています。冒頭で紹介した飼育セットなどでは、トイレ一式や給水ボトル・ケージマット・ハンモックなどを含めて2万円弱でそろえることができます。横・縦に広いタイプでサイズが大きいものはケージだけで1万円を超えます。先ほど紹介したサークルのメディカル60は結構高価なもので、1万5千円程。天井やマットは別売りになっているためすべて一式そろえるとなると2万円程かかります。

各種ケージのメリットとデメリット

フェレット用として販売されているものではあまりありませんが、フェレットを飼っている方の中には犬・猫のケージを使ってらっしゃる方もいます。しかし、フェレットはとても賢いのでそういったケージからいとも簡単に脱走されることがあります。柵の幅が広いことや出入り口の仕組みが簡単だと器用に鼻や口でどうにか出ようともがくことがあります。ですので、なんらかの脱走防止の対策が必要になります。

各社で販売されているフェレット用のケージはとてもいいものばかりでデメリットといったことは特に感じません。強いて言えば、ケージの出入り口が少し高いところにあるので、下の写真のようにケージの外側に階段となるようなものをダンボールなどで用意してあげるといいかと思います。

フェレットケージ002

ケージで飼育するときに気を付けることとは

フェレットケージ004

ケージの出入り口(扉)を閉めるときにフェレットの手を挟んでしまわないように特に注意しましょう。それから、ケージの掃除は忙しいのであれば1週間に1度を目安にしてあげてください。ケージの中だけではどうしても運動量が足りず、ストレスを溜めかねないので、1日1回でもいいのでケージから出して自由に遊ばせてあげるようにしましょう。

ストレスと寿命は密接に関係にあるので、できるだけ広い場所で遊ばせてストレス発散させてあげましょう!

フェレットの寿命ですが、非常に短命と言われています。体が小さいのになりやすい病気は多数存在し、突然のお別れも少なくありません。フェレットの寿命にはストレスの影響が大きいフェレットはとても寿命が短い動物です。非常に成長が早く、あっという間に成体となり、生後4年以降ともなると高齢期とされるほどライフサイクルのとても早い生き物です。どのくらい早いライフサイクルなのか、人間と比べてみましょう。フェレットと人間のライフサイクルの比較下の表のようにフェレットは1歳までに急激に成長します。その後はフェレット...
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