テレビや本、または街角のペットショップで水槽の中を優雅に泳ぐ熱帯魚を見かけた。そんな熱帯魚を自分の部屋でも飼ってみたい。そう思ってはいるけれど、熱帯魚にはどんな種類がいるのかわからない。自分が飼ってみたい熱帯魚はどんな種類なんだろう。いったい熱帯魚にはどんな種類の魚がいるんだろう。実際にはまだ飼っていないけど、今まさにそう思っている方も多いと思います。
今回はそんな初心者の方のために熱帯魚の種類(仲間)について書いてみたいと思います。あ、ちなみに熱帯魚の種類は膨大なので今回は淡水魚だけです!
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熱帯魚にはどんな種類(仲間)がいる?
まず、熱帯魚と一口に言ってもいろんな種類がいますよね。実は熱帯魚の種類によって飼育に必要な器具や用品というものは変わってきます。さてさて、あなたの飼ってみたい熱帯魚はどの仲間(種類)でしょうか?
メダカの仲間
代表的なものとしてグッピーやプラティ、モーリーなど熱帯魚店には必ずいるような王道の仲間ですね。比較的病気にも強くて丈夫な種類が多く、飼育下で繁殖もします。初心者の方でも飼育しやすい種類ですね。
グッピー
ミッキープラティ
ブラックモーリー
カラシンの仲間
一番有名なのはネオンテトラじゃないでしょうか。メダカくらいの大きさでキラキラした青と赤のラインの入った、いかにも“熱帯魚と言えばこの魚”という種類ですね。他にも「○○○テトラ」という名前のものはほぼこのカラシンの仲間のことを言います。カラシンの仲間には他にも熱帯魚の飼育では人気がある種類がたくさんいます。
ただ、このカラシンの仲間は白点病などの病気になりやすく水質の変化にも敏感な部分があるので少し細やかなケアが必要です。ですが、基本的な飼育方法を知ってさえいれば初心者の方でも問題なく飼えるので、飼育の知識を学んでぜひチャレンジしてみましょう。
ネオンテトラ
ラミーノーズ
ブラックファントムテトラ
ハチェットフィッシュ
コイの仲間
コイの仲間と言っても日本人が想像するあの大きい鯉とは姿かたちは全く違い、小さくてかわいい熱帯魚です。主にアジア圏に生息している種類が多く、上で書いたカラシンやメダカの仲間に似た種類もいますが、分類学上コイ目に属しています。主にスマトラ、ラスボラ、バルブ、ダニオ、ローチその他にもたくさんの種類がいます。
地味目な色の種類が多いですが、丈夫で飼い込むほど鮮やかな色彩を放ってくれる魅力的な種類です。ただ、注意したいのは、中には気性が荒い性格の種類もあるので他の魚との混泳に向かない場合もあります。混泳を望む場合はよく調べてから購入する必要があります。
スマトラ(Tiger Barb)
ラスボラヘテロモルファ
チェリーバルブ
ゼブラダニオ
クラウンローチ
アナバスの仲間
代表的なものはベタ、グラミィ、スネークヘッドの3種でしょう。何と言っても特徴的なのが丈夫だということではないでしょうか。
ベタ
ドワーフグラミィ
ドワーフスネークヘッド
アナバスの迷宮器官(ラビリンス器官)
アナバスの仲間は通常のエラとは別に迷宮(ラビリンス)器官という特殊なエラをもっていて、空気中からでも酸素を取り入れられるためラビリンスフィッシュとも言われます。
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シクリッドの仲間
代表的なものとして、ディスカス、エンゼルフィッシュ、オスカーをはじめ、アメリカンシクリッド、アフリカンシクリッド、その他にも大きさが10cm以下で色彩豊かなドワーフシクリッドなどたくさんの種類があります。
ディスカス
エンゼルフィッシュ
オスカー
アフリカンシクリッド
ドワーフシクリッド(写真はアピストグラマ パンドゥロ)
ナマズの仲間
ナマズの仲間だけあって低層を生活域にしている魚です。初心者にも人気があってペットショップでもよく見かけるのはコリドラスやプレコという種類です。他にもナマズ系の魚は「○○キャット」という名前で呼ばれることが多いです。ナマズ系には大型になるものや肉食のものも多いので混泳する際は注意が必要です。
コリドラス・パンダ
オレンジフィン・カイザープレコ
レッドテールキャット
古代魚の仲間
熱帯魚マニアのハートをガッチリ掴んでしまう種類が多いのが古代魚の仲間ですね。熱帯魚を知らない人でも見たことがあるのがアロワナではないでしょうか。他にもプロトプテルス、ポリプテルス、ガーなどたくさんの種類があります。肉食魚なので餌代が高かったり、大きな水槽が必要などコスト面も考慮して購入する必要があります。
アジアアロワナ
プロトプテルス・アネクテンス
ポリプテルス・エンドリケリー
スポッテッドガー
その他(フグ、エビ)
熱帯魚としてフグも人気があります。ただし、フグの仲間は気性が荒いことが多いため混泳が可能かどうか調べてから購入する必要があります。
淡水エビで何と言っても有名なのは「レッドビーシュリンプ」ですね。レッドビーシュリンプは品種改良が重ねられ現在では様々なグレードが存在し、お値段もピンからキリまであります。水質の変化や酸欠に弱いのでお迎えするときは注意が必要です。現在ではレッドビーシュリンプ以外にも多種多様なエビの仲間が販売されています。
ミドリフグ
レッドビーシュリンプ
熱帯魚の種類によって異なる飼育方法
上で紹介したように熱帯魚と言っても多種多様な種類(仲間)がいます。ですが飼育する場合、基本的な部分はどの魚でも同じです。ざっくり言っちゃうと、水槽があって濾過槽があって水があれば飼えちゃうんです。
それぞれの種類で飼育方法が大きく異なる部分は、水質と水質管理の方法、濾過槽や濾過材の選択、餌です。これはそれぞれの種類に特有の管理方法があるので飼いたい熱帯魚の種類が決まったら、その種類に合った飼育方法の知識を深めることが重要です。
異なる種類の熱帯魚を同時に飼うために
熱帯魚を飼う時はいろんな種類を一緒に飼ってみたいことと思います。同じ水槽で他の種類同士を同時に飼育することを“混泳”と言いますが、この混泳をさせたいときは注意が必要です。
中には他の魚を攻撃してしまう種類もいれば、食べちゃう肉食魚もいます。また、元々生息していた地域が異なる種類同士であれば、適した水質や環境が違います。酸性寄りの水質を好む種類とアルカリ性の水質を好む種類を混泳させるのは魚にも大変なストレスになりますし、死んでしまう可能性も高いです。
ペットショップに行って、衝動的に色々な種類の熱帯魚を飼ってしまうと悲しい結果にもつながりますし、無駄な出費にもなってしまいます。そうならないためにも、それぞれの種類の性質や習性をよく調べてから購入することが大切です。
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