ペットショップでリクガメを見かけて、これからリクガメを飼ってみたいな~と思っている方も多いと思います。リクガメにはどんな種類がいて、どのくらいの値段なのでしょうか。初心者にオススメなリクガメはどんな種類でしょう。そこで今回はまず、特に人気のある3種類のリクガメをご紹介します。
スポンサーリンク
人気のある3種類のリクガメとは
リクガメと一口に言ってもたくさんの種属や種類がいます。
今回はその中でも最も人気があるリクガメたちを紹介します。余談ではありますが私の祖父母の家にはケヅメリクガメがいますが、ケヅメリクガメは1メートルほどととても大きくなるあの有名なゾウガメに次いで大きくなり、60cm以上になることもあります。初心者には飼育が大変な部分が多く、あまりおすすめできないため今回は紹介を控えさせていただいて、また別の機会に紹介したいなと思っています。
ヘルマンリクガメ
出典:http://www.warrenphotographic.co.uk/
このリクガメは【チチュウカイリクガメ】に属します。イタリア・フランス・ギリシャ・スペインなどの日本と気候が似ている国が原産国です。また、体が丈夫で、気温や湿度に関しても比較的シビアではありません。性格は好奇心旺盛ですがのんびりした一面もあり、人に慣れやすく初心者にも飼いやすいリクガメです。。草食なので野菜や果物、野草などをよく食べます。飼育環境下で繁殖された子も多く売られていますので、野生採取個体に比べると飼育環境に慣れています。ですから販売店での環境を店員さんに確認して同じような環境を準備してあげればスムーズにお家にお迎えしてあげることができます。
ヘルマンリクガメには「ヒガシヘルマンリクガメ」「ニシヘルマンリクガメ」がいますが、日本ではヒガシヘルマンリクガメが多く販売されています。
大きさ 15~20センチ程度
値段 10,000円~30,000円
ロシアリクガメ(=ホルスフィールドリクガメ、ヨツユビリクガメ)
このロシアリクガメも【チチュウカイリクガメ】に属しています。他にも「ホルスフィールドリクガメ」や「ヨツユビリクガメ」といった名で販売されていることもあります。本来カメは前足の指が5本、後ろ足の指が4本なのですが、このカメはその名の通り前後の足の指が4本ずつのカメです。穴掘りが得意なので外で飼育する場合は脱走に注意です。穴を掘って隠れられる環境を作ってあげると、隠れることでストレスを緩和ができます。しかし、飼育環境下においての繁殖個体というのがあまり多くないため、餌付けや飼育環境の調節で気を遣う可能性があります。
体長 約20センチ程度
値段 8,000円~15,000円
スポンサーリンク
ギリシャリクガメ(=トゲモモリクガメ、グレーカー)
出典:http://www.reptilesmagazine.com/
前述した二匹と同じく【チチュウカイリクガメ】の仲間です。「トゲモモリクガメ」「グレーカー」という別名があり、後ろ足の鱗がトゲのようになっていることからこの名前がついています。この子もロシアリクガメと同様に飼育環境での繁殖個体が少ないため個別の見極めが大切です。また、水をよく飲む種類ですので、いつでもきれいな水が飲める状態にしてあげてください。
亜種が多くバラエティーが豊富なことでも知られ、代表的なものではアラブギリシャリクガメ、イベラギリシャリクガメ、キレーネギリシャリクガメ、アナムールギリシャリクガメがいます。他にも亜種が多数存在します。そのため原産国別の個体差が大きいです。たとえば、アラブの子(アラブギリシャリクガメ)は小型で、寒さに弱く冬眠をしません。逆にトルコの子(イベラギリシャリクガメ)は大型で、寒さに強く冬眠もします。このような違いを理解して、その子に合った環境を作ってあげる必要があります。
体長 20~30センチ
値段 10,000円~30,000円
リクガメを飼育したい初心者にオススメの種類は?
今回紹介した【チチュウカイリクガメ】に属する3種類のリクガメたちはどれも丈夫で飼い主さんにもよく懐くので初心者でも飼いやすくておすすめです。原産国が日本の気候に近い種類が多く、温度管理が容易であるという点もおすすめの理由です。ただし、日本の湿気の多い時期はさすがに湿度が高すぎてしまうため、通気を良くしてあげるなどの対策が必要となります。
ヘルマンリクガメは特に日本の気候になじみやすく初心者におすすめです。次に寒さに強く丈夫なロシアリクガメ、その次に比較的日本の気候にも順応しやすいギリシャリクガメです。どれも飼育環境を整えてあげれば初心者でも問題なく飼育が可能です。
さらに今回紹介した3種類は成長しても最大15~30cmほどとリクガメの仲間としては小型です。飼育スペースなどのことを考えてもちょうどよい大きさであることも魅力の一つではないでしょうか。
初めてリクガメを飼育したいという方はこの3種類の中から選んでみてはいかがでしょう。ただし、カメはみんな長生きです。最初の一匹が長いお付き合いになることもあるでしょう。最期までしっかりお世話をしてあげられるように、購入する前に飼育の知識をしっかりと学び、飼育環境を整えてからお迎えしてあげるようにしましょう。
お薦め! ┣ 小動物 ┣ 観賞魚 ┗ その他ペット | お薦め! ┣ 小動物 ┣ 観賞魚 ┗ その他ペット |