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手軽に飼える熱帯魚として人気のグッピーですが、大体どのくらいで寿命を迎えるのでしょうか。水質環境に敏感なグッピーは繊細で、病気になりやすい性質をもっています。元気のないぐったりしているペットを見ることは、飼い主にとっても心苦しいものです。この記事ではグッピーの病気の症状や原因・予防についてご紹介していきます。



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グッピーの寿命

グッピーの寿命は、平均するとおおよそ半年から1年とされています。普通はグッピーを店頭で購入した時点で3か月以上は経過しているので、自宅で飼える期間は半年持てばいいほうと考えましょう。さて、そんな短い寿命のグッピーを長生きさせるには、病気を予防することが重要なポイントです。ではグッピーの病気の詳細について見ていきましょう。

白点病

白点病は熱帯魚のかかる病気の中で、最もポピュラーといわれている病気のひとつです。グッピーもかかってしまうことの多い病気となるので、どういった病気なのか詳しくご紹介していきます。

 

白点病とは淡水で生活する魚類に発病しやすく、体内に「ウオノカイセンチュウ」と呼ばれる寄生虫が増殖し、発病します。栄養不足や水温の変化などが理由で体が弱り免疫力が落ちている時期に、この「ウオノカイセンチュウ」が寄生します。グッピーの上皮に寄生し、幼虫から成虫になるまで寄生し続けます。成虫になれば、「ウオノカイセンチュウ」は休眠状態になり、水槽内で増殖を繰り返し続けます。

そのため非常に感染力が強く、同じ水槽内で1匹のグッピーがこの白点病になれば、他のグッピーに感染することが免れられない事態となります。病気が広がらないうちに見つけるために、グッピーに下のような症状が現れていないか注意深く観察してあげることが重要です。

 

  • うろこなどの上皮の痒み(擦りつける動作をしていないか)
  • 決まった時間に体表に白点が見られる
  • 呼吸が荒くなる(エラを激しく動かしている)

 

白点病では症状が見られます。白点病は日常的に体表に白点が見られるようになるまでには少し時間がかかります。体表に白点が現れる頃には弱ってしまっている可能性が多いのも事実です。初期段階で見つけてあげられるよう、日頃からグッピーをよく観察しておきましょう。

殺菌効果と浸透圧の相乗効果のある塩浴

すべての病気に関して言えることですが、グッピーを含む観賞魚の魚病対策として塩浴があります。これは0.5%(1ℓ当たり5g)となるように塩を入れてあげる方法です。家庭用の食塩で全然かまいませんができればミネラルも多く含む天然塩がよいです。(意外と大量の塩なので最初は驚くかもしれません!)水に溶けた塩により殺菌効果があり、さらに魚にとっては浸透圧の関係で無駄な体力の消費を防ぎ体力温存効果があります。そうして免疫力を上げて病気を予防します。

白点病の予防効果のある鷹の爪(カプサイシン)

あくまで白点病の予防段階としていわゆる“民間療法”的な位置づけですが科学的にも有効性が証明されている治療法として、水槽にカプサイシンという辛味成分を入れる方法があります。このカプサイシンが豊富に入っていて、尚且つこの病気の薬として使用されているのが、スーパーなどで売っている「鷹の爪」です。

鷹の爪を輪切りにし、ティーバックや水槽に浸るような網目状のものに入れます。水槽の大きさにもよりますが、10ℓに鷹の爪1本程度で効果が出ます。この鷹の爪を使用した治療法は、グッピーに必要な良い菌やバクテリアを消滅させないメリットがあります。他の薬品を使用すれば、グッピーが生きていくのにも必要な菌やバクテリアを病気の原因となる菌と一緒に消してしまう可能性があるので、鷹の爪は安心して治療できる薬のひとつです。

スーパーや八百屋に売っていて、すぐに手に入りやすい商品でもあるので症状が見られたら早めに対処してあげることも重要ですが、水替えや温度変化の激しい季節などグッピーの免疫力が弱まる時期には予防的に実践するとよいです。

鷹の爪は前述でも述べたように、良い菌は残して白点病を悪化させるウオノカイセンチュウを消滅させる成分を持っています。ですので、もしも初期症状が見られた場合は、まずは他のグッピーも泳いでいる水槽に鷹の爪を入れ、大量感染を予防しましょう。

白点病の原因菌は高温に弱い

また、水温を上げることでウオノカイセンチュウの増殖を抑えることができます。ウオノカイセンチュウが増殖しやすい温度は25度前後です。そして、少し高めの30度前後でこの菌は消滅するとされています。グッピー自体もあまり高い温度に強くないので、28~30℃に保ち、ウオノカイセンチュウを増殖させないよう予防するのをおすすめします。

一般的に販売されているオートヒーターは約26℃に設定されているので、これ以上水温を高くすることができません。治療中に水温を28~30℃に上げる場合は温度調整のできるサーモスタッドとヒーターが必要です。

こちらの商品は温度調節範囲が20~35℃と広く、サーモスタットとヒーターがセットなので便利でおすすめです。ヒーターにカバーもついていて長いヒレを火傷しやすいグッピーに安全です。各種ワット数があるので水槽の水量に合ったワット数のものを選びましょう。

 

標準的な水槽の大きさと対応するヒーターのワット数

水槽(cm)水量(ℓ)ワット数(W)
30 17 50
45 40100
60 65150
90 182300

 

白点病の治療は塩浴と各種治療薬を併用すると効果的

白点病には色素剤と言われる一般的な治療薬があります。代表的なものに「ヒコサンZ(マラカイトグリーン)」「メチレンブルー」「アグテン」といったものがあります。どれも薬剤ですので用法容量をよく見て使用してください。

塩浴と併用して薬剤の投入が基本的な治療となりますが、飼育水が傷みやすくなります。ですのでこまめな水替えを実施します。一気に大量に水替えせずに1/3~1/4程度ずつ2,3日おきに水替えします。

数日で効果が現れますがその後も1週間ほどは薬浴を続けてあげましょう。

 

 

 

白点病の予防・対策まとめ

  • 薬浴(色素剤)+塩浴で治療する
  • 鷹の爪で予防できる(10ℓに1本)
  • 温度を上げる(28~30℃)

 



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水カビ病

水カビ病は、グッピーだけに限らず、水の中で暮らしている魚や爬虫類などの水中生物であれば、全てかかってしまうような典型的な病気です。では、そんな身近な水カビ病について詳しくみていきましょう。

餌のやり過ぎは水カビ病の最大の原因

水カビ病とはグッピーの体の周りにふわふわとした水カビがついてしまう病気です。症状としては、体の表面についているカビを取ろうと擦りつける動きを見せます。そのような様子が見受けられた時には、水カビ病を疑いましょう。

カビが体の傷口から感染し、繁殖してしまうことが原因です。同じ水槽内で飼っている魚同士が喧嘩をしたり、中に入れている装飾品などに誤ってぶつかったりしてしまうことで傷がついてしまいます。

また、水カビ病の原因として次に多いのは「エサのやりすぎ」による水質悪化です。エサをやりすぎて水の中に放置しているとエサの回りにふわふわとしたカビが出てきます。そのカビが水槽の中で繁殖し始めると、グッピーの体にも移り始めます。

水カビ病の症状が見え始めたらまずは水替え

水カビが発生している場合は水質が悪化しています。まずは水替えが必要です。1/3ほどの水替えを実施します。一度ではなく、2日ほどあけて何度か実施してください。水温は少しぬるめの28~30℃前後を目安に水を用意してあげます。

魚の体力によっては水替えだけで回復する場合もありますが、下で説明する「薬浴+塩浴」が効果的です。

水カビ病に有効な色素剤と塩浴

水カビ病には白点病と同じように色素剤が効果的です。代表的なものに「ヒコサンZ(マラカイトグリーン)」「メチレンブルー」「アグテン」といったものがあります。

 

 

また、白点病でも説明したように塩浴も効果的です。

塩浴と併用して薬剤の投入が基本的な治療となりますが、飼育水が傷みやすくなります。ですのでこまめな水替えを実施します。一気に大量に水替えせずに1/3~1/4程度ずつ2,3日おきに水替えします。

水カビ病を予防するために

水カビ病の予防策として、水質と水温が一定に保たれることが非常に重要です。ではここで、水槽の水質や水温を保つ為に必要な水槽の大きさ、ヒーターについて見てみましょう。

フィルターの能力にもよりますが、30㎝の水槽であれば、10匹のグッピーを目安として入れるのがベストです。45㎝の水槽であれば15匹、60㎝であれば30匹と考えておきましょう。

水槽にグッピーを入れる数を減らせば減らすほど、フンやエサの量が減るので水質の環境は保たれます。30㎝の水槽に10匹であれば、3日に1回、1/3の水替えをします。60㎝に10匹程度であれば1、2週間に1回、3分の1の水替えをしてあげましょう。

水質を悪化させないように、水槽の容量とグッピーの飼育個体数の管理、こまめな水替えが水カビ病の予防には何よりも大切になります。

グッピーはエアレーションやポンプが必ず必要な熱帯魚という訳ではないです。グッピーなどの小型魚類は特に酸素をたくさん欲しがりません。3日に1回くらいの水槽掃除をできるのであれば、水草だけでも十分です。

水温の変化が苦手なグッピーにはヒーターがおすすめ

エアレーションは購入しなくても生きますが、水温の変化が苦手なグッピーの為にヒーターは購入するのをおすすめします。

もともと水温の高いところで生まれたグッピーは、水温が低くなると免疫力が落ち病気にかかりやすくなります。グッピーが病気にかからないためにも水温はしっかりと管理するようにしましょう。

ヒーターを入れる際に注意するポイントがあります。それはヒーターの熱からグッピーの火傷を防ぐことです。ヒーターに尾ひれが当たってしまい火傷をしてしまうグッピーも少なくありません。昨今では、カバー付きのヒーターも売られているので、購入を検討している場合は探してみてください。

家を留守にすることの多い人であれば、水の温度とヒーターの温度を自動調節してくれる「オートヒーター」という商品がおすすめです。オートヒーターとはセンサー付きのヒーターのことで、水温に合わせて自動でヒーターのON/OFFをしてくれます。温度を一定にしておけば飼育者が水温をこまめに気にする必要もないので、よりグッピーを飼いやすくなります。水温を一定に保たれることでストレスがかからないので、グッピーも暮らしやすい環境となります。

このような環境を作ることができれば、グッピーの病気も予防することができます。特に水槽内の環境が原因となっている水カビ病は、環境作りに注意して予防してきましょう。

 

一般的に販売されているオートヒーターは約26℃に設定されているので、これ以上水温を高くすることができません。治療中に水温を28~30℃に上げる場合は温度調整のできるサーモスタッドとヒーターが必要です。

こちらの商品は温度調節範囲が20~35℃と広く、サーモスタットとヒーターがセットなので便利でおすすめです。ヒーターにカバーもついていて長いヒレを火傷しやすいグッピーに安全です。各種ワット数があるので水槽の水量に合ったワット数のものを選びましょう。

 

標準的な水槽の大きさと対応するヒーターのワット数

水槽(cm)水量(ℓ)ワット数(W)
30 17 50
45 40100
60 65150
90 182300

 

水カビ病の予防・対策まとめ

  • 温度を一定に保つ(オートヒーターの活用)
  • 飼育水量と飼育個体数を管理する
  • こまめな水替えをして良好な水質を保つ
  • 薬浴(色素剤)+塩浴で治療する

 

松かさ病

松かさ病は、グッピーを初めて飼う人や熱帯魚などを飼育したことがない人にとっては、とても気づきにくい症状となります。

エサをたくさん食べて太ったかな?と思う程度にお腹がポッコリして来たら少し注意して見てあげましょう。うろこが浮き上がり、病状が進むと眼球も膨れはじめ、とても見ていられないほどの症状に見舞われてしまいます。

水質悪化が松かさ病の最大の原因

原因としては、菌の感染による病気とされています。その菌の名前は「エロモナス菌」です。菌が増殖する理由として、水質の汚染が1番の原因とされています。しかし、松かさ病においては本質的な原因はそこまで解明されていません。

気付いた時には手遅れな可能性が高い?

グッピーは小型の魚なので、この症状が目立ってきているときにはもう手遅れの可能性も高いです。しかし、根気よく長い目で治療してあげれば少しずつ元気を取り戻す場合もあります。松かさ病は感染力が特に弱く、同じ水槽に入れていても他のグッピーに移る可能性はそれほど高くありません。しかし、弱っていたり、水質の悪化が原因の可能性もあるので隔離してあげましょう。

松かさ病に効果がある薬剤として、「パラキソリンF」というエサが売られています。パラキソリンFは、中にオキソリン酸が配合されているエサです。購入して与えると松かさ病が改善する可能性があります。他にも市販で売られている薬品として、「グリーンFゴールド」と呼ばれる水溶液での薬浴も効果的です。こちらは10ℓに1gの量で入れてあげましょう。効果の期間は約1週間程度とされています。

 

松かさ病の治療に有効なココア浴って何?

また、少し変わった治療法としてココアを水槽に入れてあげる治療方法があります。

市販のココアを隔離した水槽に入れてあげましょう。ただし、使用するココアは砂糖分などを含まない純ココアに限ります。(ヴァンホーテンや森永など

初回のココアの量は、0.02%濃度から始めます。水1ℓに対してココア0.2g(200mg)です。この量で1日経って改善していないようであれば、0.2gずつ増やしていきましょう。グッピーが苦しくなる限界の濃度はココア0.1%(水1ℓに対してココア1g)です。この量以上になると呼吸をすることが辛くなってしまうので、それ以上は入れないようにしましょう。

また、ココア浴をするときはエアポンプをしっかり入れてあげましょう。ココアの量を多くすればするほど、ポンプの勢いは強くすることをおすすめします。

このココアを使用した治療を進めている間はエサは与えなくて大丈夫です。ココアの中に含まれている成分自体が栄養になるので、そのまま様子を見てあげましょう。この治療方法で「完治した!」などの声もあるのであまりにも治らない場合は試してみましょう。

松かさ病の予防策としては、小さい水槽に多くのグッピーを入れないことに限ります。水質悪化や環境を良くしようと頻繁に何回も水替えを行ってしまう行為が、グッピーを体力を奪い、弱めてしまう可能性があります。

先にも書きましたが、30㎝の水槽であれば、10匹のグッピーを目安として入れるのがベストです。45㎝の水槽であれば15匹、60㎝であれば30匹と考えておきましょう。また、現在飼っている水槽が30㎝であれば、60㎝に。60㎝で飼っているのであれば、同じ大きさの水槽を買い、グッピーを半分ずつくらいに分けてあげるという方法もあります。

 

松かさ病の予防・対策まとめ

  • 本質的な原因は明らかではない
  • 水質を良好に保つよう管理する
  • ココア浴の実施(エアレーションもしっかりと)
  • 飼育水量と飼育個体数を管理する

 

尾腐れ病

グッピーの代表的な病気の中に尾腐れ病という病気があります。名前の通り尾びれが腐ってしまい、進行してしまうと泳げなくなり、最終的には死に至ってしまう病気です。

では、そんな「尾腐れ病」の詳細についてみていきましょう。

初期症状としてヒレ先が変色する

初期に現れる症状として、尾びれの周りの色が濁ったように白く変色します。または尾びれのあたりから出血しているような赤色に変色することもあります。その濁った白や赤に変色した部分がどんどんと拡大していき、次の段階となります。その後、拡大した部分の端から徐々に尾びれが溶けていき、最終的には尾びれ自体がなくなってしまうほど小さくなってしまうグッピーもいます。

餌不足と水質悪化が原因

この尾腐れ病も菌からの感染でかかってしまう病気です。菌の名前は「カラムナリス菌」と呼ばれています。このカラムナリス菌が尾びれを溶かす成分を出して、グッピーの尾びれを溶かしてしまいます。

グッピーの免疫力を弱めてしまうことが、尾腐れ病の大きな原因です。この免疫力を下げる原因として、エサの不行き届きや水質環境の悪化が引き金となってしまうこともあります。

尾腐れ病は「イソジン」での治療が有名!

治療法としては、「イソジン浴」が有名です。人間のうがい薬にも使用されているイソジンですが、グッピーの尾腐れ病を治すのにも効果的です。

イソジン浴は殺菌消毒として使用することが可能です。前述で、尾びれのあたりが白や赤に濁ったようになると述べましたが、赤になっているところは出血している可能性があるのです。イソジンにはその出血箇所の止血作用があります。そして、その傷口を消毒してくれる作用もあるので、尾腐れ病には非常に有効です。

イソジンの量としては、水10ℓに2,3滴を目安として水槽に混ぜてあげましょう。

イソジン浴はあまり長時間することはおすすめしません。どの水槽に入れてあげるにしても時間は5分前後で出してあげるようにします。あまり入れすぎると、グッピーの表皮が剥がれ落ちてしまい、粘膜異常を起こしてしまう可能性があるのでイソジン浴は短時間で行うようにしましょう。ですからイソジン浴専用の容器を準備して、短時間だけイソジン浴をしてあげるようにします。

市販で売られている薬品では、「グリーンFゴールド顆粒」「観パラD」が効果的です。その時、0.5%の塩浴も併用すると効果的です。水槽に一緒に食塩を混ぜてあげます。こちらは水1ℓに5gの塩を入れましょう。

さらに、治療法として述べた「イソジン浴」が予防の効果もあります。水槽にイソジンを1滴入れてあげると、殺菌効果があり予防することにもつながります。

また、グッピーの尾腐れ病を防ぐため、リキッドコンディショナーも予防策として有効です。水草を入れる前や新しくグッピーを飼う際に、コンディショナーの水溶液に浸すのもよいです。

 

水カビ病の予防・対策まとめ

  • 餌と水質の管理をしっかりする
  • イソジン浴をする
  • 薬浴(色素剤)+塩浴で治療する

 

○ひとくちメモ

尾腐れ病の他にも口腐れ病と呼ばれる病気があります。菌は尾腐れ病の菌と同じで「カラムナリス菌」と呼ばれるもので、対処法も同じとなります。

口が溶け出してしまうと、エサが食べられずそのまま死に至ってしまうことが多いので、よく観察して早めに見つけてあげましょう。

珍しい病気(グッピー病=グッピーエイズ)

まだ一般的にはあまり知られていないようですが、グッピーの病気の中で、「グッピー病(グッピーエイズ)」と呼ばれている病気があります。こちらの病気はこれといった対処法もなく、伝染力が非常に高い病気なので、飼い主にとってはとても辛い病気となります。

水槽内で、1匹のグッピーがその「グッピーウィルス」を持っていると、いつの間にか全てのグッピーが同じ動きになってしまっているといった状況です

その症状としては、ふらつきながら泳ぎ、グッピーの体の表面のいたるところが濁ってしまうことです。

正直言って、グッピー病は治療困難

強いて言えば治療薬として「パラザンD」という市販の薬が効果があるようです。

症状が見え始めたら1週間を目安に薬を投与し続けましょう。10ℓの水槽に対し、1mℓを水槽に入れてあげます。その症状が消えて、1ヶ月ほど経ってしまえば体内からそのグッピー病のウィルスが消え、「完治した」といった事例もあります。水槽内で生き残っているグッピーも、グッピー病の「キャリア」になってしまっている可能性があるので、同じパラザンD水溶液の中につけてあげることで、予防できます。

外国産のグッピーから持ち込まれる病気

このグッピー病は国産のグッピーの間では見られない病気です。一部の外国産の中にこの「エイズウイルス」を持っているグッピーがいるようで、まずはそこから対策をしましょう。

安く外国産のグッピーを売っている業者はたくさんいます。外国のグッピーは一度に大量に輸入されることが多く、1匹1匹の病気をチェックすることはありません。ですので、病気になることを防ぐ為に、そういった液体の中を泳いで輸入されてきます。そして、日本で国産のグッピーと混ぜられたりしたときに病気を発症するケースも少なくないようです。

しかし、同じような柄や大きさも似ているため、国産と外国産を見分けるのは至難の業です。買いたいと思っているお店や業者の買い付けルートなどを徹底的に聞き出し、病気の持っていない国産グッピーを手に入れることをおすすめします。一番良いのは国内でのグッピーのブリーダーさんから購入することです。ブリーダーさんから仕入れたグッピーが売っている量販店もあります。外国産なのか国産なのか、店員さんに聞くなどして購入する前にしっかりチェックするようにしましょう。

 

水カビ病の予防・対策まとめ

  • 外国産のグッピーは要注意!
  • 管理の行き届いた国産グッピーがおすすめ
  • パラザンDでの治療
  • 感染力が強く、治癒率が低い

 

グッピーの病気についてのまとめ

この記事では、グッピーの病気についてご紹介してきました。飼い主にとっても、自分の飼っているペットが病気に苦しんでいる姿を見るのは辛いものです。もしグッピーが病気になってしまったら、慌てず隔離して上記で述べてきた治療法などで病気を治してあげます。

グッピーを病気にさせないよう、水質の管理には細心の注意を払い、ストレスのたまらない環境を作ってあげることが最善です。日頃からの管理によって病気を予防し、発病した際には早期に発見、適切な対処をすることが重要になります。

水槽の中を優雅に泳ぎまわる可愛いグッピーとの短い生活をめいっぱい楽しみましょう。

 

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