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市販のハムスター専用の金網ケージやプラスチック製のケージ以外にも水槽を利用する方もいます。特に金網ケージでは金網部分に足を挟めたり、よじ登って落下して怪我をしてしまうなど、いろいろなデメリットがあるために水槽で飼育する方も多いようです。

では水槽で飼育することのメリットやデメリット、さらに注意しなくてはいけないことはどんなことなのか、少し見てみましょう。



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ハムスターを水槽で飼うことのメリット・デメリット

ハムスターを飼育するケージはまずは安全性が重要でしょう。金網ケージでは“うんてい”をしたり金網をよじ登ったりして運動不足解消にはなりますが、落下や挟まれによる「事故や怪我」が頻繁に報告されています。

水槽であれば側面はガラスなので挟まれたり、よじ登って落下する心配がないので安心ですが、一方で基本的に底面のみでの活動となり、よじ登るなどの“遊び”ができなくなり、活動範囲が狭くなってしまいます。これは運動不足にもつながりストレスになるおそれもあります。

 

ハムスター040

 

また、ハムスターを飼ってみて感じることの一つに「チップ(床材)の飛び散り」があるでしょう。網ケージで飼っていると、毎日清掃はしているものの、あっという間に隙間からチップが飛び散ってしまうものです。これらの悩みには、水槽やプラスチックの衣装ケースで飼育するという解決策もあります。

さらに水槽での飼育の場合、ガラスに遮られているため双方向の音が抑えられるので、ハムスターにとっても飼い主さんにとってもお互いに静かに過ごせるといったメリットもあります。実際にハムスターを飼ってみた飼い主さんの声に多い、「回し車の音がうるさい!」という問題もこれでいくらかは改善されます。

また、保温性が高いので冬場は寒さ対策に有効ですが、逆に夏場は通気性が悪いため温度と湿度が上昇しやすくなってしまいます。さらに水槽は重いので掃除のときは大変という声も多いです。また、水槽はプラスチックタイプや金網タイプのケージよりも値段が高くなってしまいます。このように、たくさんのメリットがある反面、デメリットもあります。

水槽
出典:http://thehamsterplace.com/

 

水槽で飼う場合のメリット

  • チップ(床材)がケージ外へ散乱しない
  • 落下・怪我の心配が少ない
  • 脱走がしずらい
  • 保温性が高く冬場の寒さ対策が容易
  • ガラス越しにかわいい姿を観察できる
  • 飼い主とハムスターのお互いの騒音が抑えられる

水槽で飼う場合のデメリット

  • 水槽が重いので掃除が大変
  • 空気がこもりやすく夏場に温度・湿度が上がりやすい
  • 行動範囲が平面に限られる(運動不足によるストレス)
  • 値段がお高め

 

ハムスターを水槽で飼うならどんなものがいい?

一匹であれば、熱帯魚を飼育する45cmほどの小型の水槽でも十分飼育が可能でしょう。ですが、水槽というものは意外に高額な商品ですから、もう少し安価にという事であれば、プラスチック製の衣装ケースや引き出しを代用してもいいでしょう。

ちなみにアクリル製の水槽は高価ですし、非常に傷がつきやすいという難点があるのでガラス製の水槽をおすすめします。

サイズは、必要なアイテムが無理なく設置でき、かつ自由に行動できるスペースが確保できる事が目安です。水槽での飼育の場合、行動は全て平面で行われます。ですから自由に歩くことが出来るスペースがどれだけ確保できるかも重要になります。ハムスターがストレスなく活動できるように、できるだけ広い面積のものを確保してあげましょう。

さらには背の低い水槽では上面から脱走される可能性もあるので、十分な高さのあるものを選択してあげたほうがいいです。ハムスターは水槽の中に設置したハウスや回し車などの上に乗って上手に脱走を試みますので要注意です。

 

ハムスターの水槽での飼育の評判

1.掃除が大変

水槽で飼育する場合、出来れば90㎝サイズほどの広さが確保できると理想的です。でも、このサイズの水槽になると想像以上に重いので掃除の方法は事前に考えておかなければなりません。

日頃は棚の上に置き、掃除の時は棚から降ろして丸洗いということはあまりの重さから現実的ではありません。水槽は常に置いたままで、掃除機や雑巾での拭き掃除となります。

2. 安定感があるので安心

小さな子供がいるご家庭でハムスターを飼育する場合、子供がついケージを開けてしまった、ケージを転倒させてしまった、ケージの隙間から指を入れてしまったということもありがちです。水槽の場合このような心配がないということは大きなポイントになることでしょう。

水槽の場合、子供が側面に顔を近づけてみたり、指で触ってみたりという場面でも怪我につながる心配がない上に、ガラス越しに中の様子がみえるので、よりハムスターに対するかわいさが増すでしょう。

ただし、床に置くと上から不用意に手を入れてしまいハムスターを驚かせてしまうということもあるので、子供の手は届かないけれども中はのぞけるという場所を見つけて設置してあげましょう。



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爬虫類・小動物用の水槽(ケージ)という選択も

水槽タイプでも爬虫類・小動物用の水槽(ケージ)というものがあります。値段は高価ではありますが、前面のガラスが開くのでハムスターのお世話をするときに上からではなく前から手を入れられるため、ハムスターに対するストレスが少なくて済みます。(ハムスターはふいに上から手を入れられることに対して恐怖心を覚えます)

さらに通常の水槽では内部にこもりがちな空気ですが、こちらでは壁の一部をメッシュにできるなど通気性がいいという利点もあります。さらにもともと爬虫類用のケージなので保温器具などを装着しやすい設計であることもおすすめの理由です。

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暑さ(温度)と湿気対策

水槽タイプだとどうしても内部に空気がこもり、温度や湿度が高くなってしまいます。特に気温、湿度共に高くなる夏場は対策が必須となります。対策として、まずは扇風機や専用のファンを使って空気を循環させてあげることがあげられます。さらに必要であれば除湿のアイテムを使用してあげましょう。

ここで注意ですが、送風をする際は直接ハムスターに風が当たらないようにすることです。ハムスターは人間など他の動物と違い汗をかかない動物ですので、直接風を当てられても体温が下がるわけでもなく、ストレスのもとでしかありません。送風は水槽内の空気の循環をさせるためである点に注意して行ってください。

水槽専用のファンを使用する

熱帯魚用に使われている小型のファンがあります。これを使用することで水槽内の空気を循環してあげることができます。

除湿アイテムを使用する

また、炭を置いておくのも有効です。炭には吸湿や消臭の効果がるので、水槽内のハムスターの手の届かないあたりに置いておくといいでしょう。除湿剤や乾燥剤を使用する方法もありますが、ハムスターが誤って食べてしまわないようにしっかりとしたケースに入れたり、囲いを作って専用のスペースを準備するなどしましょう。

上手に周辺アイテムを使いこなして、愛するハムスターが快適に過ごせるように工夫してあげましょう。

 

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