初めてハムスターを飼ってみると、まるで猫のようにしょっちゅう毛づくろいをしていることに気付くかと思います。あまりにも頻繁に毛づくろいをしていると、もしかして病気なのでは？と心配になってしまうこともあるでしょう。
ハムスターの毛づくろいは基本的には“機嫌のいい時”に行うしぐさです。しかし中には皮膚病などの病気の兆候であることもあります。かわいいな～と安心して見ていてよい毛づくろいと、そうではない毛づくろいにはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は毛づくろいについて見てみたいと思います。
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ハムスターは毛づくろいがお好き
ハムスターはとてもきれい好きです。そして、ハムスターはもともと毛づくろいが大好きです。
毛づくろいというのは、口や手足を上手に使って自分の唾液を身体（毛）につける動作です。猫がよくやりますよね。ハムスターも同じように毛づくろいが大好きです。個体差はありますが、四六時中毛づくろいをしている子もいます。
では、毛づくろいをすることにはどんな意味があるのでしょう。大きく分けると下の4つがあります。
- 自分の匂いを身体（毛）につける→安心する
- 身体（毛）についたゴミや埃などの汚れをとる→清潔にする
- 自分の唾液を身体（毛）につけることで栄養（主にビタミン）を与え、細菌などの感染から体を守る→免疫力アップ
- 保温やクールダウン→体温の調節
以上のように、毛づくろいというのは精神的または肉体的な調子を整える大切な仕草（行動）になります。
ハムスターはこんなとき、いつもよりも頻繁に毛づくろいをします。
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基本的に、毛づくろいをしているときはそっと見守ってあげるようにしましょう。
ペットショップからおうちへお迎えして、新しい環境に全く慣れていなければ毛づくろいをしている姿も見せずに巣箱などに隠れてしまっています。しかし、外に出てきて毛づくろいをしている姿を飼い主に見せているということはすでにその環境に慣れてきている証拠です。
また、ケージを掃除した後や床材を交換した後などは、いつもの生活場所に自分の匂いが感じられなくなってしまい不安になっています。そのため一生懸命毛づくろいをして気持ちを落ち着かせているのです。
上のような場合はいずれも特に心配する必要はないので、そっとしておいてあげましょう。
ハムスターを飼ったことがない飼い主さんからは「毛づくろいばかりしていて、もしかして何かの病気なんじゃないか」、「もしかして皮膚病などの細菌に感染したんじゃないか」という不安の声が多く聞かれますが、もともと毛づくろいが大好きなハムスターです。先にも言いましたが、毛づくろいが好きな子は四六時中やっています。あまり心配し過ぎずに見守ってあげるようにしましょう。ベテラン飼育者の方々は、ハムスターが毛づくろいが大好きでけっこう長い時間念入りに毛づくろいをしているということを知っているので、あまり心配せずに見守っているものです。
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注意したい毛づくろいの仕草とは
毛づくろいが大好きなハムスターですが、中には注意しなければいけない仕草もあります。下のような場合に該当しないか観察してあげましょう。
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上記のような場合は自分で原因を究明する前に、一刻も早く病院へ連れて行ってください。ハムスターは体調を崩すと一気に悪化してしまいます。最悪な場合はあっという間に死んでしまうこともあります。
そうならないためにも、健康なうちにハムスターを診察できる動物病院を探しておく必要があります。ハムスターの飼育が一般的になってきたにもかかわらず、意外にも、しっかりと診察・診療できる病院は少ないです。ですから前もって電話などで連絡をしてハムスターを見てもらえる複数の病院を探しておきましょう。これ、本当に重要ですので飼い主さんの責任としてしっかりと行っておきましょう。
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