フチゾリリクガメは、別名「マルギナータリクガメ」と呼ばれます。名前の由来通り、甲羅のお尻近くの縁が反り返るように広がります。その特徴はオスで顕著ですが、綺麗に成長した成体のオスは、とにかくカッコいいんです!ヘリマンリクガメが、大きくなったようなイメージで、飼い易い種類です!
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フチゾリリクガメとは?
フチゾリリクガメは、ヨーロッパに生息しているリクガメで、ヘルマンリクガメと近い生息域ということもあり、丈夫で飼い易いリクガメです。
日本に流通するフチゾリリクガメは、オオフチゾリリクガメとペロポネソスフチゾリリクガメ(舌噛みそうですね^^;)がいますが、基本的にはオオフチゾリリクガメが流通しています。ペロポネソスフチゾリリクガメは、オオフチゾリリクガメより小型とされています。ペロポネソスフチゾリリクガメは、なかなか流通しませんので、激レアと言っても良いかもしれません!
前述しましたが、フチゾリリクガメの最大の特徴は、甲羅の縁が広がることです。これを“フレアー”と呼びますが、主に成体のオスに見られます。立派なフレアーを持った個体はとてもカッコいいです!リクガメは「可愛い」と評価されることが多いですが、フチゾリリクガメは「カッコいいリクガメ」と言って良いでしょう!
フチゾリリクガメのベビーは2~3万円で購入出来ます。ヘルマンリクガメより少し高く値段設定されていることが多い印象を受けます。
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フチゾリリクガメの飼育方法
フチゾリリクガメは一般的なリクガメの飼育方法で問題ありません。個体のサイズに合った水槽や爬虫類ケージに床材を敷き、水皿、餌皿、紫外線ライト、保温器具などがあれば充分です。完全な草食性なので、餌は野菜や野草にしましょう。
フチゾリリクガメは、ヘルマンリクガメと同様に冬眠することが出来ます。通年屋外で飼育している方もいらっしゃるくらいです。屋外飼育は太陽光を浴びることが出来ますので、その点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。しかし、ベテランの飼育者でも、冬眠に失敗してフチゾリリクガメを死なせてしまうこともありますので、冬眠はあまりお勧め出来ません!
フチゾリリクガメ飼育の注意点
フチゾリリクガメは、環境に落ち着いてくれればよく動き、よく餌を食べる、とても飼い易いリクガメです。
ヘルマンリクガメ同様、よく食べるからと言って、人工飼料などは極力与えず、カロリーの低い野菜や野草を与えるようにしましょう。
また、とても丈夫で飼い易いリクガメなのですが、大きくなるのがネックになるかもしれません。成体のフチゾリリクガメは、ヒョウモンリクガメまではいかないにしても、ヘルマンリクガメよりは大きくなります。ベビーの時はもちろん、大きくなった時も、変わらず快適な環境を提供してあげられるのであれば、初心者の方にもお勧めのリクガメです!
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