ハムスターと言えばイメージするのが回し車で遊んでいる姿でしょう。そんな回し車ですがどんなものがあるのでしょうか。そして使用するにあたってどんなことに注意するべきなんでしょうか。今回はハムスターの遊びの必須アイテム「回し車」について見てみたいと思います。
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回し車には2種類のタイプがある
回し車には大きく2つの種類があり、ねじをつかってケージの網目部分に固定して使うもの、回し車だけで独立していて水槽などに設置して使うものがあります。
特に、後者の独立式の場合、固定をハウスなどで固定する、接地面にテープで固定するなどの工夫をしましょう。目を離している時に回し車が転倒したり、ハムスターが挟まれてしまう危険性があるからです。
回し車にはどんな効果があるの?
回し車は運動不足やストレス解消という意味で大切なアイテムです。
ハムスターの中でも、ジャンガリアンハムスターはとても運動量が多く活発な種類です。でも、毎日同じケージで暮らしていると、移動は「餌」「トイレ」「ハウス」の行き来だけということになってしまい、気が付けば運動不足になってしまうこともあります。これでは、生活はできているものの運動不足からストレスが溜まり、仲間と喧嘩をしてしまったり、脱毛などの問題が起きてしまうこともあります。
ですから、起きている間は適度な運動が出来る工夫をしてあげる事が大切なのです。そんなときに回し車は小さなスペースで運動をすることができるので、運動不足やストレス解消に効果的な役目を果たします。
回し車で遊ばない理由と対策、解決策
飼っているハムスターが回し車で遊んでくれないという場合は警戒心が強い、回し車の使い方がよくわからない、太りすぎてしまって運動をしたくないなど理由はいくつか考えられます。
新しくお迎えした子は警戒している場合もあるので、10日ほどはそっとしておいてあげましょう。だんだんと新しいおうちに慣れてくると自分から回し車に興味を持ち始めてくれるようになります。人が見ていると警戒してしまう子もいるので、初めは遠くからそっと見守ってあげましょう。
回し車に興味は示すけれども使い方がわからないようであれば、ハムスターをそっと回し車に乗せ、人間が手で軽く回してあげましょう。最初は怖がりますが、次第に自分で回せるようになり、気が付けが上手にできるようになります。
また、ハムスターは夜行性なので飼い主さんが見ている(起きている)時間に回し車を使っていないけれど、実は真夜中にせっせと回していることもあります。
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回し車で注意すべきこと
回し車が好き過ぎて、一日中回し車から降りてこないというハムスターもいます。これはただ単に運動が好き、活発ということもありますが、一種のストレス状態の可能性もあります。一心不乱に回し車を回すことでストレス状態を紛らわしているのでしょう。
あまりに過剰な場合は、まずは健康チェックをしてあげましょう。飼育個体数に対してケージ自体が狭すぎてしまいストレスを感じている場合もあるのでレイアウトを見直したり、あるいは思い切って大きな広いケージに変更しましょう。または別のケージに1匹だけ移住させて単独飼いをして多頭飼いのストレスから解放してみてあげましょう。
回し車の「音」は小さな音ながらも、夜中に回されると意外に気になってしまうものです。ケージと回し車を別売りでえ購入した場合、お互いの規格が合わず異音を起こしてしまっている場合もあるので、後付けの回し車を購入する場合は、できればケージと同じメーカーの製品を購入するのが望ましいです。
また、商品によっては回し車にわずかな隙間があるものがあります。洗浄できるように分解できるタイプに多く、パーツとパーツの隙間ができてしまう場合があるのです。この場合はテープを貼るなどして十分な補正をしてあげてください。ハムスターの手足は小さいのでわずかな隙間でも大怪我のもととなりますので飼い主さんが注意してカバーしてあげましょう。
人気の回し車は?
ハムスター用品といえば三晃(SANKO)の製品がおすすめです。ケージの販売数も多いので、後付けで回し車を追加することや故障した際の買い替えも可能です。
特におすすめなのはサイレントタイプです。上でも書きましたが、ハムスターは夜行性なので夜間に回し車で遊ぶことが多く、時には飼い主が寝ている間も永遠と遊んでいます。静かな夜にはわずかな音でも響くものです。ですので、できるだけ小さな音のサイレントホイールのタイプ、そして十分な大きさの回し車を選んであげるといいでしょう。
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