ハムスターは「手がからないペット」とは言われるものの、健康のためには衛生管理は欠かせません。ケージの中も一見汚れていないように思えても掃除はこまめに行いましょう。けれども頻繁に掃除をしすぎてもハムスターのストレスとなってしまうもの。どのくらいの頻度でどのように掃除をすればいいんでしょうか。
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ケージの掃除
掃除と言ってもケージの中には床材やトイレやその他の飼育用品があります。それらはどういった頻度で掃除すればいいのでしょうか。以下にその目安を書いておきます。
掃除の頻度の目安
①おうちにお迎えしたばかりのとき
ハムスターをお迎えしたばかりの時はケージ内に自分の匂いがないため非常に神経質になっています。最初の1ヶ月ほどは大掛かりな掃除をしないようにします。ただし、明らかに大きなゴミや糞、汚れたトイレなどは清潔に保ち、必要最小限の掃除にとどめておきましょう。
②トイレの掃除は毎日行う
トイレ用の砂を使っている場合には、一日一回は必ず砂の全交換をしましょう。
複数で一つのケージに入れて飼育している場合は、トイレを数か所設ける、掃除の回数を増やすなどの工夫をし、常に砂が綺麗な状態であるようにしてあげるとよいでしょう。
また、ハウスの中でトイレをしてしまう習慣のあるハムスターの場合、この習慣を完全に治すことは難しいので、ハウスを丸洗いできる材質の物に変更し、毎日水洗いをしてあげましょう。ハウスは、洗い替え用に2つ用意しておくと、掃除後の乾燥や拭き上げの手間が省けて楽ちんです。
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③チップの交換は3日~1週間で
ハウス内にマットやチップなどの床材を敷き詰めている場合、週に一度は交換をしましょう。このときすべて交換してしまうのではなく、一部を残すようにしてあげます。ハムスター自身の匂いのついた床材を少し残してあげることで安心感を与え、できるだけ掃除によるストレスがないようにしてあげます。
排泄をトイレでしているとはいえ、チップにも汚れがついてしまっていたり、食事の食べかすが混ざりこんでしまっているものです。衛生管理の為にも出来る限りこまめに交換をしましょう。複数で飼育している場合には、交換回数を増やし衛生管理、臭いの発生防止、病気の蔓延予防を心掛けてあげましょう。
ケージの掃除方法についてはこちら
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掃除の際の注意点(ストレス、掃除のコツなど)
衛生管理のためとはいえ掃除をすることで自分の縄張りの臭いが消えてしまうことで、中には掃除の直後にイライラとしたような態度や落ち着かない行動を見せる場合もあります。
掃除をされることが嫌いなハムスターの場合、掃除のタイミングをずらすという工夫をしてあげましょう。一度にケージ内のすべてを掃除してしまうのではなく、例えば月曜日はチップの交換をする、水曜日はハウスの水洗いをするというように、常に自分の臭いがどこかに残っている状態にしてあげるのです。
毎日の掃除は最低限のトイレだけにすることでストレスが軽減される場合もあるものです。
掃除のときに噛まれる場合の対処法
噛みつきは癖になってしまっている場合や遊びの延長ということもありますが、想像以上の痛みがあり、これを繰り返されると飼い主としても掃除が大変なストレスになってしまうことでしょう。
噛みつき癖のあるハムスターの場合、ハウスなどで寝ている間を上手に利用するとよいでしょう。寝ているハウスごと取り出し、チップやトイレを交換する。かじり棒やオヤツでおびき寄せハウスから外出している間にハウスを清掃するというように、無理強いをするのではなく、知恵比べをするのです。
決して怒ったり叩いたりしてはいけません。そのようなことをしてもハムスターは怒られているなどと認識はせず、攻撃されていると認識し、さらに状況を悪化させてしまいます。
上にも書いたように、ハムスターが警戒しないように寝ているときや掃除場から離れている隙を狙って掃除をしてあげましょう。
掃除は細菌などの感染からハムスターを守るためにも必須なことですが、あまり頻繁にやりすぎてもハムスターにストレスを与えてしまう場合もあります。今回はだいたいの掃除の頻度を提示しましたが、掃除という作業に対して過敏な子もいれば全く気にしない子もいます。その子をよく観察して、その子に合わせて頻度を調整していくとよいですよ。
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