よくSNSや動画サイトで見かける丸い顔でコロンとした体形、全身アプリコット色(オレンジかかった黄色)をしたかわいいハムスターを見かけますよね。そうです、それがキンクマハムスターと呼ばれるハムスターです。
キンクマハムスターを飼ってみたいけれど、どんな子なのかいまいちわからないという方はキンクマハムスターの性格、大きさ、寿命などの特徴やお値段、飼い方や病気について見てみましょう。
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キンクマハムスターとは
キンクマハムスターとは、「ゴールデンハムスター」を品種改良して作出されたハムスターです。ですから野生には存在しない種類です。下の写真のように毛色がアプリコット色(オレンジかかった黄色)をしているゴールデンハムスターです。
「キンクマ」という名前の由来は、ゴールデン(金)ハムスターの熊顔だから「金熊(キンクマ)」という説が一般的です。または毛色が金色で熊顔だからとも言われていますが、どちらにしてもかわいらしいネーミングですよね^^
大きめの耳と金色の被毛、丸々としたボディラインからぽっちゃり系ハムスターと言われるキンクマハムスター。基本的にはゴールデンハムスターの毛色が違うだけなので、体の大きさや性格はゴールデンハムスターと同じです。
体長 | オス約18センチ メス約19センチ |
体重 | オス85~130グラム メス95~150グラム |
値段 | 1000円~2000円 |
寿命 | 2~3年 |
キンクマハムスターの値段・相場
キンクマハムスターの値段はおおむね1500円前後とハムスターのなかでは中堅クラスの価格帯で販売されることが多いようです。誕生日や性別の管理をしていないペットショプの場合、値段が1000円未満ということもあるようです。しかし、ハムスターの寿命はとても短かく、キンクマハムスターでも2~3年ほどなので、購入した時にはすでに老齢だった(=すぐにお別れ)ということもあるので、できれば誕生年月のわかる個体を購入することをおすすめします。
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キンクマハムスターの性格
性格はとても穏やかで温厚、のんびりしている子が多いようです。回し車に乗っても、ジャンガリアンハムスターのように四六時中走るようなこともなく、走ってはすぐに休憩するような子が多いです。
ただし、キンクマハムスターはゴールデンハムスターの一種ですので縄張り意識がとても強く、複数の子を同じケージで飼育するとケンカをしてしまい、最悪の場合はどちらかが死ぬまでケンカをしてしまうことがあります。そのため多頭飼いは避け、単独で飼うようにしましょう。
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キンクマハムスターと他のハムスターの違い
キンクマハムスター=ゴールデンハムスターですので、基本的にはゴールデンハムスターと同じ特徴を持っています。ジャンガリアンハムスターなどとは違い、動きがゆったりとしていて穏やかです。そして縄張り意識が強いため、多頭飼いには向かないというのが特徴です
難易度
初めてハムスターを飼う方にも扱いやすくおすすめの種類です。とても懐きやすいので、人間に噛みつく、攻撃をするということもあまりなく、慣れてくれば触ったり手のひらに乗せたりということもできるようになるでしょう。逆に、ハムスターの飼育に慣れている方には、あまりにのんびりな性格がちょっと物足りなくも感じることがあるかもしれません。
飼育方法
基本的にゴールデンハムスターの飼育方法と同じです。体が大きめなので、ケージは広くゆったり出来るように広めの製品を選んであげましょう。パイプなどの凝った造りのものよりも平面で広さが取れる物がおすすめです。市販のハムスター用のケージはゴールデンハムスター(キンクマハムスター)には小さいものが多いため、多くの飼い主さんは衣装ケースを利用しているようです。
衣装ケースが安価で入手が容易なのでおすすめですが、側面が不透明で横から観察するのが難しかったり、デザイン的に気に入らない場合もあると思います。そこで、一番のオススメは爬虫類用のケージです。
おすすめ!
お値段は高価になりますが、見た目もいいですし、横から手を入れてお世話ができるので管理も楽で、ハムスターにとってもストレスになりません。(ハムスターは上から人間の手を伸ばされると本能的にストレスを感じます)
飼い方で気を付けるべきこと
上で書いたように、のんびりとしていて温厚な性格なのであまり運動量は多くはありませんが、縄張り意識は強いので単独飼いをして、穏やかでのんびり暮らせる環境を整えてあげましょう。環境面で気を付けるべきことは寒さに弱いということです。冬場の温度管理をしっかりしてあげるようにしましょう。
なりやすい病気は?
新鮮な食べ物や水を与えていないとすぐに下痢や軟便になり、細菌に感染してしまいます。ハムスターの場合は症状が進むのが非常に早いので、下痢や軟便が続くようであれば、一刻も早く病院へ相談をしましょう。
ただし、ハムスターの診察をお願いできる病院はなかなか限られてしまうのが現状です。飼い主さんの中にはいざ病気が発症してもなかなか病院が見つからず、間に合わなかったという声が多く聞かれます。そうならないためにも、事前に電話などで病院をしっかり調べておくことが大切です。
飼育の知識は本を読んでしっかりと蓄積してください。おすすめの本もありますのでぜひ参考になさってください。
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